介護職の給料が安い理由と収入を改善する方法とは

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介護職の給料が安い理由を知りたい人「介護職の給料が安い理由が知りたい。介護職の給料ってどうして安いの?人材が不足している状況だから、給料が高くなりそうなものだけれど、そうはならないよね。どうしてなのかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
介護職の給料が安い理由と、給料を改善する方法について書いています

こんにちは、せいじです。介護の仕事を20年以上しており、現在は介護の研修の講師やコンサルタントの仕事をしています。

さて、介護職と聞くと給料が安い、というイメージがあると思います。実際に、介護職の給料は一般の仕事の年収と比べると低いんですよね。

人材が足りない業界で、しかもなり手が少ないのに、どうして給料が安いのでしょうか。

それには、専門性が低いと認識されている、介護保険制度によるサービス、人件費の占める割合が高い、といった理由があげられます。

というわけで、今回は介護職の給料が安い理由について解説します。

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介護職の給料が安い理由と収入を改善する方法とは

では、介護職の給料が安い理由について見ていきましょう。給料が安い理由をまとめると、次のようになります。

介護職の給料が安い理由

  • 専門性が低いという認識
  • 介護保険制度によるサービスで報酬が決まっている
  • 人件費の占める割合が高い

それぞれ掘り下げていきます。

専門性が低いとう認識

介護職の給料が安い理由のひとつ目は、専門性が低い仕事と認識されているということがあげられます。

介護職は、介護を必要とする高齢者の介護をする専門職です。しかし、専門職としては、世間一般的に専門性の低い仕事と認識されています

なぜなら、「ただのお世話」の仕事と思われているからです。

介護が「ただのお世話」と認識されているのは、そのはじまりに理由があります。介護は元々家族が行うものでした。

そして、介護職が誕生した当時も「お世話の仕事=誰でもできる仕事」というところからスタートしたんですね。

そのような背景から、介護が利用者の自立支援をする仕事、という専門職として確立された今でも、専門性の低い仕事となってしまっているのです。

専門性が高いと、その仕事に就くために高度なスキルが必要になります。その分、給料が上がることになります。

しかし、介護職は、そこまで高度なスキルが必要と認識されていません。ですから、最近までは資格がなくても就くことができました。

そして、現在でも、かんたんに資格を取得して介護職に就くことができます。

ですから、介護職の給料は低いままなのです。

なお、介護職に専門性をもたせるために、介護はなにをすることなのかを把握しておかなければなりません。

そのために、介護の定義や介護と介助の違いとは?をご覧ください。

介護保険制度によるサービスで報酬が決まっている

介護職の給料が低い二つ目の理由は、介護保険制度に基づいたサービスである、ということがあげられます。

介護保険制度では、サービスの報酬が国によって決められています。また、サービスを提供するのに必要な人員の数が定められているんですね。

ですから、コストを削減して利益を大きくするのに、限界があるのです。

効率よく利益を上げることができないため、給料に反映することができないんですね。

また、介護保険制度では、3年に1回、介護報酬の見直しが行われます。その際に、サービス形態ごとの利用状況によって、介護報酬が調整されるのです。

つまり、たくさん利益が出ているサービスの報酬は下げられることになるのです。

なので、一時的に売上が良くなっても、次の法改正で報酬が下がる可能性があるため、かんたんに給料を上げることができないのです。

人件費の占める割合が高い

介護は、人件費がかかる仕事です。人が物を介さないで直接人にサービスを提供する仕事だからです。

サービスを増やそうと思ったら、その分人が必要になるんですね。人が必要になるということは、人件費がかかるということです。

つまり、サービスを提供するための人件費というコストを削減しにくいということになります。

たとえば、コンビニであれば、セルフレジなどを導入して人件費を削減していますよね。ユニクロでも、服の入ったかごを置くだけで、金額が計算されるレジが導入されています。

機械やテクノロジーによって大幅に人件費を下げることにより、利益率を上げることができるわけです。

しかし、介護はそういうわけにはいきません。

利用者の見守りをするのに、部屋にカメラを設置する、なんてことは、プライバシー保護の観点から問題になります。

人を減らせないので、利益率を高めることがむずかしく、結果として1人1人の給料を下げざるを得ない、ということになるわけです。

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介護職の収入を改善する方法

ここからは、介護職の収入を改善する方法について見ていきましょう。給料をアップするだけでなく、その他の方法も含めて、収入を改善するためにできることを考えていきます。

まとめると、次のようになります。

介護職の収入を改善する方法

  • 資格を取得する
  • 夜勤をする(回数を増やす)
  • 同じ職場で継続して働く
  • 役職者を目指す
  • 給料の高い職場への転職
  • 副業をする

掘り下げていきます。

資格を取得する

まずは王道の給料アップの方法として、資格を取得する、ということがあげられます。資格を取得することで、資格手当がつくからです。

一般的に、介護の施設、事業所が設定している資格手当としては、次のようなものがあります。

資格手当が設定されている資格

  1. 初任者研修
  2. 実務者研修
  3. 介護福祉士
  4. 介護支援専門員(ケアマネジャー)
  5. 社会福祉士

特に、1~3の介護職の資格については、介護職として働くにあたって、資格手当が支給される事業所がほとんどです。ただし、初任者研修については、最低限の資格ということで、設定していないところもあります

また、介護支援専門員はケアマネジャーとして、社会福祉士は相談員として仕事をしないと、資格手当がつかないという事業所もありますね。

そのいっぽうで、介護職であっても、4~5の資格を持っていることでプラスαの手当をつけているところも少なくありません。

資格者がいるということは、事業所にとってそれだけありがたいことなわけです。

夜勤をする(回数を増やす)

基本的な給料と、資格手当以外で給料が上がるものとして、夜勤手当があります。夜勤がある事業所では、必ず3000円~8000円程度の夜勤手当が設定されているからです。

ですから、給料を増やしたいのであれば、夜勤をする、もしくは夜勤の回数を増やす、という方法があります。

ただし、夜勤を増やしたいと思っても、自分の思いのままに増やせるわけではありません。1ヶ月に必要な夜勤の回数は決まっており、その中で何回の夜勤ができるかは、他の職員との兼ね合いで決まってくるからです。

仮に、自分が夜勤の回数を多くしてほしいと希望しても、他にも夜勤をたくさんしたいと思っている職員がいると、希望通りの回数はできませんよね。

自分のコントロール下の範疇ではないということです。

同じ職場で継続して働く

同じ職場で継続して働くことで、給料の改善が見込めます。長くなればなるほど、基本的に昇給によって給料がアップするからです。

すぐに劇的にアップするわけではありませんが、昇給が定められている事業所であれば、毎年確実にアップしていくわけですから、将来的な予測として計算しやすい方法になります。

役職者を目指す

また、同じ職場で長く仕事を続けるメリットとして、役職者に昇進しやすい、といったことがあげられます。長く続けているほうが、法人や施設からの信頼が得られやすいからです。

役職者になれば、当然役職手当が付きます。その分、給料もアップすることになるわけですね。

事業所によって役職手当の金額がちがうため一概には言えませんが、月給で万単位の金額が変わってきます。

仕事の量が増え、責任も増えますが、給料という面では改善が見込めます。

給料の高い職場への転職

同じ職場で長く続けても、先が思いやられるというのであれば、給料の高い職場へ転職するのもひとつです。

そのほうが、手っ取り早く給料が上がりますし、長く働き続けるにしても、給料の上がり幅が良いかもしれません。

また、役職者として採用してくれる職場を探すのも方法ですね。ただし、転職する場合は、保持資格やこれまでの実績が影響してきます。

そして、それらを考慮して採用される場合、相応の期待を負う形になります。プレッシャーを感じる中での仕事になるでしょう。

今の職場を変えるのか、それとも継続していくのかを考える判断材料にしましょう。

副業をする

本職の介護職で給料の改善がむずかしいと感じるのであれば、副業をしてみるというのもいいかもしれません。

そのほうが、短期間で改善が得られやすいからです。

最近は、副業OKにしている法人も増えてきています。休みの日を利用して、他の施設で夜勤の副業をしたり、まったく別の仕事をするのもいいかもしれません。

インターネットを使った副業もいいでしょう。YouTubeやブログといったところでしょうか。とはいえ、YouTubeやブログを個人でやっても、収入になるにはけっこうな時間が必要になります。

そして、費やす作業量、時間も必要ですね。

もう少し短期的に稼げるようになりたいということであれば、画像編集や動画編集の技術を身につけて、編集の仕事をするのもひとつでしょうね。

ただ、こちらも、編集技術を高めて、仕事を受注しなければならないため、けっこうハードルは高めです。

介護職としての仕事で向いているものとして、人の悩み相談や介護相談がいいかもしれません。

「ココナラ」というサイトであれば、個人の困りごとを個人が解決してお金を稼ぐことができます。もちろん、それなりの努力と技術が必要になってきますが、やってみる価値はあるでしょう。

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介護職の給料が安い理由と収入を改善する方法とは:まとめ

介護職の給料が安い理由と、収入を改善する方法について書きました。

この記事をまとめます。

介護職の給料が安い理由

  • 専門性が低いと認識されている仕事だから
  • 介護保険制度によるサービスで報酬が決まっている
  • 人件費の占める割合が高い

介護職の収入を改善する方法

  • 資格を取得する
  • 夜勤をする(回数を増やす)
  • 同じ職場で継続して働く
  • 役職者を目指す
  • 給料の高い職場への転職
  • 副業をする

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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