【注意】失敗を活かすことができない考え方3点【他責はダメです】

個人能力向上

今回失敗したのは上司の指示が悪かったから。あの方向性じゃうまくいくわけないんだよ。それにチームのメンバーも良くなかったし、必要な予算もおりてなかった。これじゃあ誰がやっても失敗するよ。自分が上司だったらもっとうまくやって、部下に成果を出させるんだけどね。あの上司の下でやっている自分は不幸だね。

こんな悩みを考えます

この記事の内容

  • 失敗した時にしてはいけない考え方
  • 失敗した時の正しいとらえ方

失敗した時に、そこから成長していかない典型が冒頭の受け取り方ですね。

なぜなら、なんの反省も分析もないからです。

今回の記事は、失敗した時にしてはいけない考え方を書いていきます。

結論から言うと、人や環境のせいにしない「自責でとらえる」考え方が必要だということです。

なお、失敗した時にできるだけ早く立ち直る方法は、次の記事をご覧ください。

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失敗した時にしてはいけない考え方

失敗した時に間違ったとらえ方をすると、次の成功には絶対につながりません。

間違ったとらえ方とは「自分以外に責任を求めること」です。

まとめると次のようになります。

 

失敗した時の間違ったとらえ方

  • 上司のせいにする
  • メンバーのせいにする
  • 環境のせいにする

掘り下げていきます。

上司のせいにする

まずは、自分の失敗を上司の責任にするパターンです。

たとえば

  • 「プロジェクトがうまくいかなかったのは、上司の指示やかかわり方が悪かったからだ」
  • 「施設スタッフの人間関係が悪いのは、施設長がまとめられないからだ」

というとらえ方です。

改善に向けて行動するべきは上司であって、自分ではないと考えています。

ですから、とにかく批判や愚痴しか出ません。

上司が改善に向けて案を出すと、今度はそれに対して不満を言い出します。

仮に上司の指示に渋々従って行動したとしても、最初からその案を成功させようとは思っていないので、うまくいきません。

そして、うまくかない状況に対して「ほら、自分が思っていた通りうまくいかなかった」と勝ち誇ります。

こんなとらえかたではいつまで経っても不満や愚痴が消えることはないので、仕事をしていても楽しくなるわけがないのです。

チームにとっても何のメリットもありません。

ですから、上司の責任にするのはやめて、自分がどのようにすればチームが良い方向に向くのかを考えて行動しましょう。

チームがうまくいかないのは、上司ではなくすべて自分の責任だ、と考えるぐらいの目で見れば、違う景色が見えてくるはずです。

メンバーのせいにする

次に、一緒に働くチームのメンバーのせいにするパターンです。

たとえば

  • 「Aさんの申し送りが悪すぎた。だからよくわからなくて私の失敗になった」
  • 「Bさんのやり方では連携がうまくいかない。私が失敗しても仕方がない」
  • 「Cさんの動きが悪すぎる。だから忙しくて私が失敗する羽目になった」

このようなとらえ方ですね。

自分に反省点はなく、一緒に働くメンバーの動きや、やり方に失敗の原因を求めます。

上司の時と同じく自分に責任を求めないため、省みることをしません。

これでは次の成功につながらず、同じ失敗を繰り返すことになります。

もちろん、メンバーとの人間関係も悪くなります。

環境のせいにする

最後は環境のせいにすることです。

たとえば

  • 「プライベートが忙しく、寝不足だったから仕方がない」
  • 「必要な道具が準備されていないから、うまくいかなくても仕方がない」
  • 「給料が安いから、少々のミスは仕方がない」

このようなとらえ方です。

環境を変えようとせず、それを言い訳にしてしまうパターンです。

できない理由に関しては、人は無限に考えることができます。

ですから、環境のせいにしていると、いつまで経っても自分の責任としてとらえることができず、成功に向けて自分の行動を改善していくことができません。

つまり、自分が成長しないということです。

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失敗した時の正しいとらえ方

自分の行動のとらえ方は、自責と他責に分けられます。

  • 自責・・・・行動の責任はすべて自分にある
  • 他責・・・・行動の責任は自分以外のところにある

自責は、「行動の責任はすべて自分にある」というとらえ方で、他責は「自分以外に要因がある」というとらえ方です。

失敗した時に次につながるとらえ方は「自責」の考え方ですね。

自責の考え方をするメリットとしては、次のようなことがあります。

「自責」の考え方を持つメリット

  • 具体的に考えることができる
  • 自分の行動によって現状があると考えるので、次に向けて改善できる
  • 失敗した時に自分の成長につながる

自責で考えると、なにが悪かったのか、どうすれば次につながるか、ということを具体的に考えることができます。

また、行動の主は自分であり、自分の行動を変えることに重きを置くため「どうしようもない」ということが少なくなります。

自責で考えることで、次の成果につなげることができるのです。

他の人の考え方や行動を変えることは、基本不可能です。

ですから、他責の考え方だと、ただ愚痴や不満になるだけで、発展性がありません。

こういう方とは、できればお付き合いしない方がいいですね。

なぜなら一緒に仕事をしたときに、責任を押しつけてくる可能性が高いので。

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まとめ

失敗したときに、してはいけない考え方について書いてみました。

失敗の原因を自分以外に求める「他責」の考え方をしていると、いつまで経っても成長せず、成果も出ないということです。

また、他責の考え方をする人は、組織にとってもマイナスになります。

自分の成果が出ないことを、組織や上司、メンバーの責任にするからです。

これではチームワークの悪化につながりますよね。

その結果、組織全体のモチベーションが低下することになりかねません。

自分が社会的に価値ある存在として認められるためにも、「自責」の考え方を持つようにしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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