介護職をするきっかけ、目指した理由にはどんなものがある?

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介護職をするきっかけを知りたい人「世の人が介護職をしようと思ったきっかけを知りたい。介護職をしようかどうか悩んでいるんだけれど、実際に介護職をしている人は、どんなきっかけ、どんな理由で介護職についたんだろう?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
実際に介護職をしている人が、どんなきっかけ、理由で介護の仕事に就いたのかについて書いています

こんにちは、せいじです。

介護業界で20年の経験をもち、現在は介護の資格研修やセミナー講師、コンサルタントの仕事をしています。

さて、3K(きつい・汚い・給料安い)なんていうネガティブなイメージがある介護職ですが、実際に介護の仕事に就いている人は、どんな理由で志望したのでしょうか?

公益財団法人介護労働安定センターが出している「介護労働の現状について」では、次のような理由が上位にあがっています。

介護職を選んだ理由

  • 1位:働きがいのある仕事だと思ったから
  • 2位:資格・技能が活かせるから
  • 3位:人や社会の役に立ちたいから

というわけで、今回は介護職を選んだ理由について解説していきます。

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介護職をするきっかけ、目指した理由にはどんなものがある?

では、現在介護職をしている人が、介護の仕事を選んだきっかけ、理由について見ていきましょう。

これから介護の仕事をしようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

3位:人や社会の役に立ちたいから

3位は「人や社会の役に立ちたいから」という理由がランクインしました。

人間関係が希薄になっていると言われる現在の日本ですが、環境さえあれば、人の役に立ちたい、社会の役に立ちたい、と思っている人が少なくないんですね。

介護の仕事であれば、介護を通じて人の役に立てていることを実感することができますからね。

また、介護サービスを提供することで、利用者の家族が介護から解放され、仕事を続けていける環境になるということは、介護離職による社会へのデメリットを防ぐことができます。

さらに、良い介護をすることで、歳を取ってもきちんと介護をしてもらえる環境が日本にはある、という安心感を社会に提供することができます。

2位:資格・技能が活かせるから

2位は「資格・技能が活かせる仕事だから」がランクインしました。

介護の仕事は、資格を取得していくことでステップアップすることができますし、経験値を積むことによって、活躍できる場が広がっていきます。

個人的にも、以前はスーパーマーケットやコンビニ、工場などで働いていた人が、どうせやるなら経験が積み上がっていく仕事で、という理由で介護に転職されるケースを多くみてきました。

取得した資格や経験値は、そのままお給料に反映されていきますし、仕事でできることも増えていきます。

積み上げていけるのは、介護職の魅力のひとつですよね。

1位:働きがいのある仕事だと思ったから

栄えある1位に輝いたのは、「働きがいのある仕事だと思ったから」です。

介護には「働きがい」を求めて就職する人がもっとも多いんですね。

では、介護の働きがいとは、いったいどんなものでしょうか。

介護職が口にする働きがいで多いのは、「利用者からありがとうと言ってもらえる」というものです。

利用者に提供するひとつひとつの介護に対して、利用者から「ありがとう」と言ってもらえたときの喜びが、とても大きいんですよね。

ちなみに、この「ありがとう」という感謝の言葉は、言われた人はもちろんですが、言った人も心が幸せになる効果があります。

脳内で、幸せを感じる物質が放出されるんだとか。

日々、利用者さんから感謝がいただける介護の仕事は、人を幸せにする仕事と言えるでしょう。

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個人的、介護の仕事を選んだ理由

ここからは、私が介護の仕事を選んだ理由について書いていきたいと思います。

とはいえ、残念ながら胸を張って言えるほどの崇高な思いを持って入ってきたわけではありません。

その前提で読んでいただけたらと思います。くれぐれも、がっかりされないようにお願いします。

食いっぱぐれがないから

私が介護の仕事を選んだ20年前というのは、これからますます高齢者が増えていく、そういうタイミングでした。

ですから、介護の資格を持っていたら、一生食いっぱぐれることがないよ、なんて言われていたのです。

さらに、現在の初任者研修、当時のヘルパー2級という資格は、お金を出せば取れる資格、と言われるほど、簡単に取得することができました。

だから、猫も杓子もヘルパー2級を取りに行く、そんな風潮があったんですね。

私もそれにもれず、親から「食いっぱぐれがないから、時間のある今のうちに取っておけ」と言われて研修を受講したのでした。

努力すればステップアップするのが容易

もちろん、介護の仕事を選んだのは、食いっぱぐれがないから、という理由だけではありません。

妹が私より3年先に介護の仕事をしていましたから、事前情報は豊富に入手することができました。

その中で、介護の仕事であれば、ステップアップが容易と感じたのです。

なぜなら、努力して出世しようという意欲のある人が少ないと聞いていたからです。

実際に、介護の仕事をしていて、その点は強く感じました。今現在の立ち位置からステップアップしようと考えている人は少なく、今の仕事量でいかに給料を上げてもらうか、そして、給料が上がらないことに対する不満を口にする人ばかりだったのです。

私からしたら、組みしやすしって感じでしたね。

それに加えて、介護の仕事は経験によってステップアップすることが可能です。

経験が長ければ昇進できる、という話しではありません。経験が資格取得に活かせるということです。

ライアセンスの力がありますから、たとえば、介護福祉士を取得すれば、現場での立場が自ずと変わります。

また、ケアマネジャーの資格を取得すれば、仕事を変えることもできます。

人の評価に左右されることなく、ライセンスで立場を上げていけるというのは、私にとっては魅力的にうつりました。

将来的に独立できるから

そして、もうひとつ、将来的に独立しやすい、というのも私にとっては魅力的な職業だったんですよね。

たとえば、ケアマネジャーの資格を取得すれば、自分で事業所を構えることができます。

そのために必要な初期投資も、非常に少なくて済むんですよね。

一国一城の主人になりやすい業界なのです。

今、実際に独立して会社を立ち上げたわけですが、振り返ってみると、介護の業界に転職した当初の目的、希望はほぼ叶えられています。

長い目で考えて、目標をしっかりと持って仕事ができるのであれば、こんないい業界はないと思いますね。

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介護職をするきっかけ、目指した理由にはどんなものがある?:まとめ

世の中の介護職の方が、どんな理由で介護をするようになったのか、そのきっかけについて書いてみました。

また、私自身の介護業界に入るきっかけについても書かせていただきました。

私の場合は、1位や3位にあがっているような、人の役に立ちたいとか、やりがいのある仕事だ、なんていう崇高な思いを持って入ったわけではありません。

2位の、資格や技能が活かせるから、という理由がなんとか該当するのかなと思います。

とはいえ、実際に介護の仕事をしてみて感じたことは、介護職のやりがいは半端なく、しかも楽しかったということです。

介護職をする前は、出世するためのただの下積みとしか思っていなかったのですが、今振り返ってみると、もっとも楽しく、やりがいを感じたのが介護職でした。

(そのあたりのことについては、【個人観】絶対やりたくない介護職が天職になった理由【価値あり】をご覧ください)

ですから、介護職をするきっかけはなんでも構わないと思います。

まずは介護の仕事を経験してみてください。思わぬ喜びを見出せるかもしれません。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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