関係重視型リーダーシップの特徴やメリット・デメリットを解説

リーダー能力向上

関係重視型リーダーシップについて知って、関係重視型リーダーシップが発揮できるようになりたい。関係重視型リーダーシップの特徴やメリット・デメリットがわかるといいな。

こんな疑問を解決します。

この記事の内容

  • 関係重視型リーダーシップの特徴がわかる
  • 関係重視型リーダーシップのメリット・デメリットがわかる

ダニエル・ゴールマンが提唱するEQリーダーシップの6つのリーダーシップスタイル。

今回は関係重視型リーダーシップについて書いていきます。

EQリーダーシップは、感情の知能指数に焦点を当てて生み出されています。

メンバーの感情を理解しつつ、使い分けられるのがベストですね。

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関係重視型リーダーシップの特徴とは

関係重視型リーダーシップの特徴をまとめると次のようになります。

  • メンバー間の関係性を重視する
  • メンバーが有能で高い自立性を持っている場合に有効
  • メンバーを互いに結び付けていく

掘り下げていきます。

関係重視型の特徴①:メンバー間の関係性を重視する

関係重視型リーダーシップの特徴は、その名の通りリーダーとメンバー、そしてメンバー同士の関係性を重視するリーダーシップです。

リーダーはメンバーと同じ目線に立ち、信頼関係が構築できるようかかわっていきます。

信頼関係を構築することによって共通の目標に向けて進める力を強くし、生産性をあげていくスタイルなのです。

なのでリーダーは人として信頼される人間性を持っている必要があります。

ある種、良い人でいなければなりませんが、状況によってはそれだけで問題を解決できない場面も起こりえるため、関係重視型リーダーシップスタイルがマイナスに出ることもあります。

メンバーが有能で高い自律性を持っている場合に有効

関係重視型リーダーシップは、リーダーがメンバーとの関係性を重視するため、あまりきつく言えない状況が生まれます。

そのため、メンバーにはリーダーの厳しさがなくても、自分で自分を律する強さ、つまり高い自律性を持っていることが求められます。

たとえば、リーダーが厳しく接しないとすぐに緩んでしまう人ばかりが集まると、チームは「なぁなぁ」になってしまい、仲良しごっこのような状態になる可能性があります。

メンバーを互いに結びつけていく

関係重視型では、リーダーは自分とメンバーの信頼関係を強めていくだけでなく、メンバー同士の信頼関係を高めていくことが必要になります。

リーダーとメンバーの関係だけではなく、メンバー同士の関係性が深まることで、チーム力が向上していくからです。

たとえば、同じ目標に向けて協働するにあたって、メンバーの関係性が良い方が生産性は高まりますよね。

なので、リーダーはメンバー同士の関係性にも気を配り、良好な状態に持って行く必要があるのです。

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関係重視型リーダーシップのメリットとは?

ここからは、関係重視型リーダーシップのメリットについて書いていきます。

まとめると次のようになります。

  • 組織全体のモラルを高めるために有効
  • 崩壊した意思の疎通を改善させたい場合に有効
  • 無駄な精神的負担が少ないので、パフォーマンスが高くなる可能性あり

掘り下げていきます。

関係重視型メリット①:組織全体のモラルを高めるために有効

人間関係が良くなると、組織全体のモラルが高まります。

チームの一員としての所属意識が高まり、チームを良くしようという気持ちがメンバーに芽生えるからです。

たとえば、チームで使う備品などの取り扱いや、チームで決められたルールなどについて、積極的に守られるようになります。

このチームの役に立ちたい、という思いがメンバーにそのような行動をさせるのです。

お互いを認め合えるメンバーの中で仕事をするのと、尊敬されない、できないメンバーの中で仕事をするのとでは、チームに対しての思い入れが違いますよね。

自分のことを認め、他のメンバーを認められるチームの方が、チームの一員であることに喜びを感じます。

その結果、モラルが向上するのです。

関係重視型メリット②:崩壊した意思の疎通を改善させたい場合に有効

目標を達成することに重きを置いたリーダーシップでは、時に人間関係が崩壊してしまうことがあります。

目標達成のためのストレスが、人間関係の悪化を生むのです。

たとえば、リーダーが圧力によってメンバーに成果を求めると、どうしてもリーダーとメンバーの間に歪みが生まれてしまいます。

また、チームの中で一番の成果を上げようと、メンバー間でも歪みが生まれてしまうでしょう。

結果として、生産性が低下し、退職者を生むことになりかねません。

そのようなチーム状態を回復させるために、関係重視型リーダーシップは適しています。

目標達成に向けて進むのは大切ですが、その前にまずチーム内の信頼関係を再構築するのです。

そこでまず取り組むべきは、リーダーがメンバーと面談を行い、メンバーの気持ちをしっかりと受け止めることですね。

そして、その気持ちに応えていくことです。

関係重視型リーダーシップでは、そのような取り組みによって人間関係を改善することができます。

関係重視型メリット③:無駄な精神的負担が少ないので、パフォーマンスが高くなる可能性あり

人間関係が良くない職場で働くのは精神的にとても疲れますよね。

  • 失敗したら叱られるんじゃないか
  • メンバーから白い目で見られるんじゃないか
  • メンバーに迷惑が掛かって、嫌がらせをされるんじゃないか

そんなことを考えながら仕事をしていたら、本来持っているパフォーマンスを発揮することはできません。

関係重視型リーダーシップならば、関係が良好な中で仕事をすることができるので、個々のメンバーのパフォーマンスが発揮されやすくなります。

「なぁなぁ」になってはいけませんが、仲の良い職場というのは働いていて楽しいですものね。

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関係重視型リーダーシップのデメリットとは

最後に、関係重視型リーダーシップのデメリットについて書いていきます。

まとめると次のようになります。

  • 仲良しごっこのチームになる可能性がある
  • 原因や責任の所在があいまいになりやすい
  • 他のリーダーシップと組み合わせないと効果が薄い

掘り下げていきます。

関係重視型のデメリット①:仲良しごっこのチームになる可能性がある

関係重視型リーダーシップでは、リーダーが関係を重視しすぎると、メリハリのない「なぁなぁ」の緩いチームになってしまうことがあります。

良好な関係性が崩れることを恐れすぎるからです。

たとえば、間違った仕事の仕方をしているメンバーに対して、リーダーがきちんと指導できないと、他のメンバーにも悪影響を及ぼします。

きちんと言えないリーダーに対して信頼が低下したり、仕事に手を抜いたりしてしまうことが起こりえるのです。

チームの目的がぼやけ、パフォーマンスは低下します。

仲良しごっこの弊害については【危険】チームワークと仲良しごっこのちがい【集団離職注意】も参考にしていただけると嬉しいです。

関係重視型のデメリット②:原因や責任の所在があいまいになりやすい

関係重視型リーダーシップでは、関係性を重視しすぎるあまり、ミスや問題が発生した場合の原因、責任の所在があいまいになりやすくなります。

もちろん、犯人捜しをすることはチームとしてマイナスですし、責任を追及しすぎることはメンバーの成長を阻害してしまいます。

しかし、再発防止、ミスや失敗を次の成功につなげるためには、原因と責任の所在を明確にしておかなければなりません。

そうしないと改善することができないからです。

たとえば、お客様からクレームが入ったとします。

責任を明確にするにあたっては、その対象者が嫌な思いをすることになります。

しかし、それを恐れて追及できなければ、再発防止のための対策を講じることができません。

問題がうやむやになってしまい、チームにマイナスしか残らないことになります。

関係重視型のデメリット③:他のリーダーシップと組み合わせないと効果が薄い

以上のデメリットから、関係重視型リーダーシップだけでチームを高めていくことは難しいと言えます。

時にはコーチ型リーダーシップなどを組み合わせながら、チームを引き締めなければなりません。

ただ、関係重視型リーダーシップであれば、普段からメンバー同士の信頼関係を高めていけるはずなので、場面に応じて他のリーダーシップスタイルを発揮しても、メンバーは受け入れやすいでしょう。

「信頼」という土台を作ることができるリーダーシップとして、有用なスタイルと言えます。

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まとめ

関係重視型リーダーシップについて書きました。

多様な価値観によってチームが構成されている今の時代には、適したリーダーシップスタイルと言えます。

ただし、メンバーの信頼関係を高めていくためには、それなりの時間を要します。

そのため、チームを改善しなければならないケースでは、短期的に成果を上げることは難しいでしょう。

しかし、長い目で見れば、信頼関係という土台がしっかりしているチームの方が、安定してパフォーマンスを発揮することができます。

そして、他のリーダーシップスタイルと組み合わせやすいとも言えます。

なので、積極的に採用したいリーダーシップスタイルですね。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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