介護職から施設長になる方法【最短でなれる】

個人能力向上

今は介護職で働いているけれど、いずれは施設長として働きたいと思っている。介護職から施設長になるのってできるんだろうか?その方法があれば知りたいな。

この疑問を解決します

この記事の内容

介護職として入職して、最短で施設長(老健は副施設長等)になる方法に特化して書いています。これであなたも施設長になることができますよ。

介護職として仕事をしていても、給料には限界があります。

年収を上げていこうと思ったら、管理職にステップアップしていくことが必要です。

でも、施設長になるのはかなり難しいじゃないの?誰でもなれるものじゃないでしょ?自分がなれたからって自慢するんじゃないよ!

と思うかもしれません。

でも、はっきり言います。施設長になるのは簡単です。

施設の形態を選ばなければ楽勝でなることができます。

施設長を狙う事業所の種類としては、次のような感じですね。

  1. 特別養護老人ホーム
  2. 介護老人保健施設(副施設長or事務長など実質管理者)
  3. 介護付有料老人ホーム
  4. グループホーム
  5. 小規模多機能型居宅介護
  6. 住宅型有料老人ホーム
  7. デイサービス

①がもっともハードルが高く、順番に下がっていくイメージです。

ただし、資格や研修なども含めて考慮していますが、私の肌感覚の部分もあるのでご了承くださいませ。

ついでにいうと、デイサービスであれば、3~5年ぐらいで狙えるはずです。

記事の信用性を担保するために、私のプロフィールを紹介しておきます。

  • パート介護職としてデイに就職:8ヶ月
  • 特養の介護職:5年
  • 老健の施設&居宅ケアマネ:5年
  • 老健の副施設長(実質責任者):1年
  • 介護付有料老人ホーム施設長:5年

こんな感じです。

約10年で老健の副施設長になりました。

老健じゃなかったら、もっと早くなれたでしょうね。

ただ、私の目標が下記の内容だったので致し方なかったと思います。

  • 利用者100人以上の規模の施設で管理職がしたい
  • 特養や老健のトップになりたい

では、私の経験+αで最短で施設長になれる方法を書いていきます。

誤解が内容に断っておきますが、あくまでも「最短で施設長になる」ことに特化しています

施設長になってからうまくいくかは別の話しとして考えてください。

また、別の機会にはなりますが、ステップアップの仕方を書く予定です。

簡単に説明すると次のようになります。

  1. 介護職
  2. 相談員or施設ケアマネ
  3. 施設長(管理職)

このステップで行くのがスタンダードですね。

順番が下がるほど、介護職から直接施設長になれる可能性が高まります。

ただ、ステップアップの際に、所属する法人にはポストに空きがない場合があります。

その時は転職するのがおすすめです。

私も施設ケアマネになるときは、人材紹介会社を利用して転職しました。

今検討中の方は、選択肢としてありだと思いますよ!

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施設長になるために必要なのはたった4つだけ

介護職から施設長になるために必要なことは、次の通りです。

 

  • 施設の方針にNOと言わない
  • 自己犠牲を惜しまない
  • 積極的にイベントごとや研修にかかわる
  • パソコンができる

これだけです。

かんたんですね。

掘り下げていきます。

施設の方針にNOと言わない

施設長は施設の方針を発信していく役割ですよね。

雇われ施設長の場合、オーナーの方針を施設に浸透させることがミッションになります。

オーナーとしてはそれができる人を選ぶのが当然ですよね。

つまり、施設長になる前からその姿勢で働いておくことが重要です。

でもそんなことをしたら、他のスタッフから「会社の犬」とか陰口たたかれるんじゃないの?他のスタッフとうまくやれないんだったら管理職にはなれないでしょ。

こんな意見もあるかもしれません。

たしかに、施設長には協調性や、人望が求められます。

職員が辞めてしまっては施設にとって痛手になりますからね。

ですから、いかにうまく他のスタッフを巻き込んでいくかもポイントですね。

ただ、誤解されると困るので言っておきますが、施設の方針に沿うのと、思考停止で言いなりになるのとは違います。

施設の方針の中で、自分の考えを最大限生かし、働くことが必要ですね。

そうでないと、自分のモチベーションが下がってしまいますから。

施設の方針がどうしても自分に合わないといった悩みがある人は、こちらの記事をご覧ください。

自己犠牲を惜しまない

自己犠牲を惜しまないことも大切です。

どういうことかというと、必要時の残業や休日出勤ですね。

でも、普段からだらだら施設に残っているだけでは意味がありません。

それはただ単に時間管理や効率性を考えた仕事ができていないだけになります。

意味があるのは、たとえば、イベントや研修の際に、率先して残って準備するとかですね。

私の場合、ケアマネ以外の仕事を山ほどしていたので、どうしても仕事が片付きませんでした。

だから、朝、定刻より1時間半ほど早く出勤して、仕事をしていました。

こうすると他の職員に対して頑張っている感が出ますしね(この言い方は誤解を招きそうですが、効果的にアピールできるのも能力のひとつですから)

ただし、ここで大切なのは、やってる感を出さないことです。

当たり前の顔をしてやりましょう。

最近は「働き方改革」が掲げられ、残業したり、休みに出てきたりといったことがむずかしくなってきましたが、そのあたりは施設の状況に合わせてうまくやってください。

あとは、他のスタッフが嫌がるような雑用やクレーム対応をバンバンしていくといいです。

積極的にイベントや研修にかかわる

積極的にイベントや研修にかかわるのも施設長への近道になります。

イベントや研修は施設全体で行う場合が多いので、単純に目立ちます。

あと、自分が所属している部署以外のスタッフとかかわることになるので、関係性が広がります。

部署を超えたかかわりができる人は評価されます。

大きな施設になると、どうしても部署単位で閉鎖的になってしまうので、その垣根をつくらずに動ける人は貴重な存在なのです。

なぜなら、施設全体でなにかをしようとなった時に、足並みをそろえることにひと役担うことができるからです。

専門職としての仕事以外のことになるので、負担は大きくなりますが、施設長をめざすのであれば、するだけの価値は十分にあります。

パソコンができる

施設長になるために、パソコンの能力はかなり強力な武器になります。

厳密にいうと、ワード、エクセル、パワーポイントが使えれば十分です。

エクセルに関してはいろいろな表を作るために、ある程度の関数が使えた方がいいですね。

たとえば勤務表を作る際に、毎回日付と曜日を合わせたり、委員会の日を手作業で打ち込んだり、早出、日勤、遅出、夜勤といったシフトに抜けがないか目で確認したりしてませんか?

エクセルで勤務表を作っているのであれば、関数で簡単に自動化できます。

関数と聞くとすごく難しいように感じるかもしれませんが、ググればいくらでも情報が出てきますし、仕組みさえ理解してしまえば、だいたい使えるようになります。

やってみると簡単にできるようになりますが、介護職の人はほとんどやろうともしないので、食わず嫌いにならずにチャレンジすれば、一歩も二歩も抜きんでることができます。

パソコンのことなら○○さん、という立場になれば、部署になくてはならない存在として、立場を確かなものにできるでしょう。

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介護職としての知識や技術は必要ないの?

ここで一つ疑問が浮かぶかもしれません。

それは施設長になるために、介護職としての知識や技術で抜きんでる必要はないのか?ということです。

結論から言うと、必要ありません。

初任者研修レベルであれば、まず問題ないでしょう。

ケアマネの資格を取得すれば、施設ケアマネになれますし、相談員だって社会福祉主事や社会福祉士の資格を取ればなれます。

そこで施設長に必要な、施設を運営していくためのリーダーシップやマネジメント能力を示せばよいのです。

ですから、介護職のリーダーを経る必要はありません。

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まとめ

未経験の介護職からスタートして、最短で施設長になる方法を書いてみました。

実際に私が経験した道のりをもとに考えていますので、ここをたどれば確実に施設長になることができます。

今は以前と比べて施設の数が増えています。

それだけチャンスが増えているということです。

住宅型有料老人ホームや高齢者専用住宅、デイサービスであれば、介護職からはじめて5年もすれば十分に施設長になれると思います。

施設長になれば、責任は重たくなりますし、介護職以外の能力が求められますが、それに見合うだけのメリットもあります。(それについてはまた別記で書いていきます。)

ぜひ目指してもらえたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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