「転職する人は人生を失敗した人」
極端に言うとそんな考え方が当たり前だった昭和の時代と違って、現在はひとつのところで一生涯仕事をする人は減りました。
むしろ少数派で、転職がステップアップとなる時代がやってきたのです。
それは介護職においても同じくで、ひとりの介護職員が同じ法人で仕事をする期間は平均して6年と言われています。
そんな介護職員が、転職に成功する秘訣を紹介します。
今転職を考えているあなた、必見です。
人材紹介は使うな、手を尽くして職場を探そう
新しい職場を探すためには、情報収集する必要があります。
情報収集する際にいろいろな媒体を活用すると思いますが、人材紹介を使う際は十分な注意が必要です。
私自身、人材紹介を使って転職した経験があります。
そして現在、人材紹介会社とやり取りして人材を確保している立場です。
その経験から言わせてもらうと、人材紹介を使うのはデメリットが多すぎます。
はっきり言って使わない方が良い!と断言します。
というわけで、転職に当たっては自分の手や目、足を使って情報をとるようにしましょう。
そして、一般の求人媒体やハローワークを利用して面接を申し込みましょう。
間違いなく使わない方が、良い環境で働けます。
役職に就いてから転職する
転職するにあたっては、タイミングも重要です。
これまで働いてきた職場で実績を残してから退職した方が、新しい職場ではメリットになります。
具体的に言うと、介護福祉士や介護支援専門員といった資格を取得したタイミングや、一般職員の状態ユニット、フロアの責任者や、施設の管理者として1~2年経験を積んでからやめた方が良いということです。
もう少しハードルを下げるとしても、大きなイベントの担当者や事故対策委員会や感染症委員会といった委員会の委員長を担当していた、程度は最低限欲しいところですね。
なぜなら、新しい職場でのスタートラインが変わるからです。
ただの一般職ではなく、人をまとめた経験や実績は、間違いなく新しい職場にとって魅力となります。
すぐに役職に就けるかどうかはわかりませんし、役職付きで入職することは苦労もありますので、それ自体がメリットかどうかは個人の目指すところによって変わりますが、組織の中で働くことができ、チームワークを理解できる人材である可能性が高い、との評価は受けることができます。
組織にとってチームの輪の中で仕事ができるかどうか、というのは非常に重要だからです。
逆に、一般職で転職することになると、チームの中で仕事ができるかどうか、という時点から試されることになります。
ですから、重要な仕事を任されるまでに、相応の時間が必要ということになります。
当然立場や給料の上がり具合にも影響してきますから、役職経験などの実績ができるまで我慢することをお勧めします。
仮に出世や給料はあまり重視しない人でも、スタートラインは大切です。
まるで未経験の新人のような扱いを受けるのはストレスが溜まりますよね。
介護職として最低限の信頼を置いてもらえる状況でスタートが切りやすいと考えると、ストレスが少なく転職先で活躍できることになります。
面接はスーツで行くべし!
求人をさがして面接を受けることが決まったら、面接には必ずスーツで行ってください。
なぜなら、間違いなく好印象を与えることができるからです。
裏を返すと、介護職で面接にスーツを着用してくる人材が非常に少ないのです。
一般の仕事であればスーツで面接に行くのはごく当たり前の話しであり、普段着を着ていこうものなら門前払いに合うところです。
しかし、悲しい話ですが介護職であれば普段着であっても面接、採用をしてもらうことはできます。
でも、新しい職場で良いスタートを切りたいのであれば、絶対にスーツで行ってください。
それだけで意欲の高い、社会性のある、一般的な教養を持った人間、という評価が得られます。
介護職が他の仕事と比較して低い位置にあるのを象徴しているような話しではありますが。
まとめ
今の時代はほとんどの人が一生涯の間に何度か転職をすることになると思います。
そのたびにステップダウンしていては、いつまで経っても思うような仕事、プライベートの充実は図れません。
転職するたびに自分の人生が豊かになっていく、そんな機会にしていただけたら幸いです。
ぜひ参考にしてください。
いつも応援ありがとうございます。感謝しております。
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