2019年夏の高校野球大会で、智辯和歌山高校の「ジョックロック」が話題となりました。
なぜならこの曲が流れると、形成が不利な中でも不思議と反撃が始まり、大逆転につながることが多いからです。
種明かしとしては、応援団の方が試合の流れや状況を見極めて、チャンスになりそうな時を見計らってこの音楽を選択するから、良い結果につながり、見ている方も印象に残りやすいんだとか。
だから、普段はできるだけ演奏しないようにしているそうですよ。
こうやって話題になると、智辯の選手はもちろんですが、対戦相手も意識するようになりますよね。
この曲が流れてきたら、なにか起きるんじゃないかって。
今後はその効果がますます発揮されるようになるでしょうね。
さて、今回の記事は、智弁学園和歌山高校の応援と同じく、自分にとっての魔曲を持とう、という内容です。
自分の気持が落ち込んだ時や、なんとか結果を出したい時に「これを聞けば元気になって、必ず良い結果が出る」という曲を持つのです。
そうすれば、プラスの思い込みができるようになって、本当に良い結果が出やすくなります。
この記事の内容
自分にとっての魔曲を持つ目的
自分にとっての魔曲をもつ目的をまとめました。
- うまくいくと思い込むため
- 落ち込んだ気落ちを復活させるため
掘り下げます。
うまくいくと思い込むことができる
人間は思い込みの動物と言われています。
そして、その思い込みが現実の結果につながります。
心と現実はつながっているのです。
ですから「うまくいく」と心から思い込めばうまくいくし、「うまくいかないんじゃないか」と思っていたらうまくいかない結果が出ます。
どちらが得かは明らかですよね。
思い込むのは自分自身の勝手です。
ですから「うまくいく」と思い込んだ方が良いに決まっています。
とはいえ、人ってなかなか疑り深かったり、ネガティブになりやすくて、つい「本当に大丈夫かな?」なんて不安に思ってしまいます。
その時に気持ちを切り替える曲を持っていたら、精神的に乗っていくことができるのではないでしょうか。
ですから、選曲はバラードよりも気持ちが高揚するようなアップテンポな曲がいいですね。
歌詞もマイナスイメージなものより、プラスの言葉が並んでいる歌の方がいいでしょう。
もちろん歌詞のない音楽でもいいと思います。
ちなみに私がよく使っていたのはB’zの「ultra soul」です。
落ち込んだ気持ちを復活させるため
精神的に落ち込むと、人間は思考停止になってしまいます。
復活まで時間がかかればかかるほど、次に進むことができません。
多大な時間を無駄にしてしまうことになります。
そんなときに「この曲を聞けば立ち直れる」というようにしておけば、時間を無駄にせずに済みますよね。
失敗やミス、不幸なことは誰にでも起こります。
大切なのはいつまでもそれに引っ張られず、次の糧にできるかどうかということです。
そのような精神状態に早くすることが重要なんですよね。
曲だけで復活するのは無理かもしれませんが、少しでも助けになるようなものがあったらいいですよね。
なお、曲以外の復活の方法については、下記の記事をご覧ください。
高校野球で有名な魔曲候補
さて、ここからは魔曲になりそうな高校野球の応援曲をご紹介したいと思います。
不安な時や落ち込んだ時に無理やりこれを聞いて、元気になってしまいましょう。
- 天理高校(奈良)「ワッショイ」
- 龍谷大平安高校(京都)「あやしいボレロ(あやしい曲)」
- 龍谷大平安高校(京都)「HEIAN!」
- PL学園高校(大阪)「ソアラ~ビクトリー」
- 智弁学園和歌山高校(和歌山)「JOCK ROCK」
- 法政大学(東京)「チャンス法政」
- 早稲田実業(東京)「大進撃」
天理高校(奈良)「ワッショイ」
吹奏楽部が全国トップレベルの天理高校ですが、高校野球の応援でも独自のカラーで素晴らしい演奏をしてくれます。
応援中はイニングを通してずっと曲を流し続ける、であったりとか、オリジナルの「ファンファーレ」を持っているとか。
特にオリジナルの「ファンファーレ」は、以前はほとんどの高校が真似をしていました。
ヒットやホームランを打った時に流れるアレです。
そして、もうひとつのオリジナル曲が「ワッショイ」です。
低音、スローなテンポで始まって、少しずつ早くなっていく感じは、相手にどんどんプレッシャーを与える効果を狙っているようです。
甲子園の名物ともいえる曲ですね。
ちなみに、この曲は同じ奈良の古豪、郡山高校のオリジナル曲「郡山音頭」を参考にして作られたとか。
さらに郡山高校の「ファンファーレ」をもとに、智辯学園の「ファンファーレ」が作られているようですね。
文武両道で公立の郡山高校ですが、つい最近まで夏の甲子園は44年間、天理、智辯、郡山で独占していました。
2000年を最後に甲子園から遠ざかっていますが、影響力はさすが古豪といったところですね。
YOU TUBEより
YOU TUBEより
龍谷大平安高校(京都)「あやしいボレロ」
最近の甲子園で徐々に浸透しつつある龍谷大平安高校のチャンステーマ「あやしいボレロ(あやしい曲)」
ランナーが得点圏に行くとほぼ必ず演奏されます。
重厚な前奏部分で相手を追い詰めていくようなイメージですね。
実際に対戦したチームは、この曲がかかると精神的なプレッシャーを感じると答えています。
三重県の津田学園は、2019年の春の甲子園選抜大会で平安高校と対戦し、この曲の餌食になってしまったことから、監督が応援団に「うちも同じようなチャンステーマをつくってほしい」と要望して「Snarl」というチャンステーマが誕生しました。
たしかに「あやしいボレロ」を連想させるような追い詰め系の曲に仕上がっています。
初登場したのが2019年の夏の甲子園からです。
ぜひ、龍谷大平安高校と対戦し、「怪しいボレロ」と「Snarl」を聴き比べしてみたいですね。
YOU TUBEより
YOU TUBEより
龍谷大平安高校「HEIAN!」
龍谷大平安の応援歌は、ほとんどがオリジナル曲となっています。
応援につかう曲なので、どの曲も前向きになれるような曲調ですが、なかでも「HEIAN!」は清々しい印象の曲で、とても元気になれます。
曲調も、アップテンポというよりは落ち着いた感じで、心が穏やかになれるイメージですね。
ぜひ一度聞いてみてください。
YOU TUBEより
PL学園「ソアラ~ビクトリー」
アップテンポな曲で元気になれるのがPL学園の応援曲。
PL学園は「ルパン三世のテーマ」や「ドクタースランプアラレちゃん」の主題歌を応援曲に使用するなど、ユニークさで知られています。
その中でも、ソアラという曲からビクトリーにつながる流れが最高にいい感じなのです。
サンバ的なリズムからソアラが始まり、そして一気にビクトリーでアップテンポに変わる、気分が一気に高まりますね。
PL学園の野球部が復活して、いつかまた甲子園で聞けるといいですね。
YOU TUBEより
智辯学園和歌山高校「ジョックロック」
この記事の冒頭で説明した、今話題の魔曲です。
「この曲が流れるとなにかが起こる」と球場がざわつくようになりました。
ここまで来ると、選手も応援する側も一体となって相手を攻め込むことができますね。
2019年大会は3回戦で石川県代表の星稜高校に負けてしまいましたが、今後の活躍を期待したいですね。
YOU TUBEより
法政大学「チャンス法政」
高校野球の応援の曲は、大学野球で使われていたものを用いるのが、以前は主流だったようです。
その中のひとつで、法政大学の「チャンス法政」という曲があります。
徳島の池田高校が甲子園の常連だった私が小学生のころ、この曲が応援で使われていました。
当時は毎年のように甲子園で好成績をおさめていたこともあり、強烈な印象が残っています。
明るめの曲調で、気分が高揚してきます。
蔦監督が監督を退任されて以降、なかなか甲子園で見る機会がなくなってしまった池田高校。
ぜひあのユニフォームをまた甲子園で見たいですね。
YOU TUBEより
早稲田大学「大進撃」
この曲は、高校野球ではハンカチ王子と呼ばれた斎藤佑樹投手を擁して優勝した早稲田実業で使われていました。
その他にも演奏している高校があったと思います。
前奏があって、そこからテンポの良い曲調が魅力的です。
まさに「大進撃」といった感じの曲ですね。
YOU TUBEより
まとめ
自分の気持ちをポジティブに変えるために、魔曲を持とうという内容を書きました。
以前からある「パワーソング」と同じ目的ですね。
落ち込んだ時や気持ちをあげたいときに、なにかしら決まりごとをつくっておくと良いですね。
最初は都合よく気持ちが上がらなくても、それを繰り返すことで、反射的に気持ちを切り替えるようになります。
落ち込んだまま時間を無駄にしないようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント