【介護現場】IOT、AIでどのように変わるのか?

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テクノロジーの進化に興味のある介護職「2020年、4Gから5Gに進化して、加速度的に社会が変わると言われています。介護への影響はどのようになるのでしょうか?介護の仕事も変わっていくのでしょうか?」

こんな疑問を解決します。

この記事の内容
  • IOT、AIによって介護現場がどのように変わるかがわかる

こんにちは、せいじです。

パソコンやインターネットの登場により、私たちの生活は大きく変わりました。

情報を持っている重要性が低下し、それを活かすことが重要になりました。

情報があふれ、誰でも簡単に入手できるようになったからです。

それを実現したのがスマホですね。

20年前に携帯電話を手にした時も画期的に感じたものでしたが、スマホの登場はさらに衝撃的でした。

しかし、今やそれも当たり前の日常の中にあります。

そして、これからさらなるテクノロジーによって、私たちの日常生活が変わっていきます。

それは介護の仕事にも大きな影響を及ぼすことになります。

今回は、第四次産業革命と呼ばれるほどの変化によって、介護現場がどのように変わっていくのかを考えたいと思います。

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【介護現場】IOT、AIでどのように変わるのか?

IOT、AIによって第四次産業革命と呼ばれるほどの変化が社会に起こります。

それによって介護現場はどのようにかわるのでしょうか?

生活の変化を生み出すテクノロジーは次の3つです。

生活の変化を生み出すテクノロジー

  • AI(人工知能)
  • IOT(モノのインターネット)
  • ロボット

介護にも多大な影響を及ぼすことになると思われます。

というか、これらの産業が注目している業界が介護だと言われています。

4Gと5Gの違いとは?

さて、2020年から日本でも、5Gが導入されます。

よく耳にする5Gとはなんでしょう?

5GのGとは移動通信システムのことで、5とは世代を表しています。

つまり、第5世代移動通信システムに進化するということです。

これまでの4Gからの違いは次の通りです。

4Gと5Gの比較

  • 超高速化(通信速度20倍)
  • 超多数同時接続(同時接続数10倍)
  • 超低遅延(10分の1)

難しいことはさておいて、4Gでダウンロードに30秒かかっていたのが、5Gでは3秒で可能になります。

また、同時に多数のモノを接続するとスピードの低下が発生していた4Gと比べて、5Gでは10倍の量を同時接続してもスピードが低下しなくなる、ということです。

IOTが普及しAIによってさらに活かされる

これによって普及が考えられるのは、IOTですね。

IOTとはInternet Of Thingの略で、モノのインターネットと呼ばれます。

車や家電など、あらゆる身の回りのものがインターネットとつながるようになるのです。

リアルタイムの高速通信と、AIが組み合わさることによって、車は自動運転化が進むと考えられています。

また、生活も大きく変わります。

たとえば、IOTつながったモノが人間の生活に適切な環境の情報を収集し、それをAIが分析、学習して、あらゆるものが自動化していくようになるのです。

仕事においても、これらの普及により自動化が進み、経産省の試算では2030年までに約540万人の人員が削減できると考えられています。

逆に言うと、540万人の人が職を失うということですね。
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IOT、AIによって介護現場はこう変わる

IOT、AIによって、介護現場がどのように変わるのかを推測していきます。

この技術が活かされるようになれば、介護現場が大きく変化する可能性があります。

介護に必要な気づきや情報収集をAIがとって変わる?

IOTで施設全体がインターネットにつながり、センサーによってあらゆるところから莫大な情報を収集できるようになります。

それをAIが分析、学習することによって、今まで介護職がしていた作業がなくなります。

たとえば、リスクマネジメントの分野については、強力な作用を発揮すると考えられます。

利用者個人の次のような情報を分析し、活かすことができるようになります。

  • 生活習慣
  • 排せつパターン
  • 行動パターン
  • バイタルサイン

テクノロジーにより、リスクのある行為を事前に予測し、必要な対応を介護職に提示してくれるようになるのではないでしょうか。

また、わざわざバイタルサインを測らなくても、空間にいるだけでその情報を把握、管理して、イレギュラーな状態が確認されれば処置を介護職に指示する形になると考えられます。

つまり、介護職が専門職として発揮していた、気づき、予見の力がAIで取って変わることになりますね。

介護の人材不足にも多大な影響を及ぼす

介護は現在、深刻な人不足に喘いでいます。

きつい、汚い、給料安いの3重苦で、人が集まらない業界になっています。

2025年に介護職は約37万人不足すると言われています。

しかし、IOTやAIによって上記の環境を作ることができれば、必要な人員を大幅に削減することができると考えられます。

情報が吸い上げられ、分析されて、介護職がピンポイントでリスクを回避することができるようになれば、現状のような人数を必要としなくなる可能性が高いのです。

仮にこの予想が外れたとしても、他の業界であぶれた人たちが介護の仕事に働き口を求めてくる可能性があります。

専門職としては未知数でも、自分で考え、価値を生み出せる人材が介護業界に増えていくと、これまで人不足で働いてもらうしかなかった底辺の介護職は職を失うことになるでしょう。

現在の介護の専門職が生き残っていくためには、今の専門性を究極までに高めておくか、パソコンやテクノロジーを使いこなす能力を身に着けるか、ということが必要になってくると考えられます。

人不足でたいていの人を雇わざるを得ない現在の介護現場のぬるま湯につかっている人は、行き場を失う可能性があります。
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まとめ

IOT、AI、ロボットなどが進化、普及する第四次産業革命によって、介護現場がどのように変わるのかを書いてみました。

テクノロジーの進化によって、現在の当たり前がまったく通用しなくなることが、これまでも繰り返されてきました。

今回は社会の変化がさらに急激になると予測されます。

先を見て、必要とされる能力を身につけておかなければなりませんね。

これまでを逆転する大きなチャンスでもあります。

というわけで、時代の変化をうまく活かしていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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