【かんたん】受講生が講義を聞きたくなる自己紹介のコツ【講師】

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講師をする際に自己紹介をするけれど、なにをどのように伝えたらいいのかな。自分の経歴だけを伝えているけれど、それでいいのかな。受講生がもっと興味を持って自分の研修やセミナーを聞いてくれる自己紹介ってできないかな。

こんな悩みを解決します。

この記事の内容

  • 自己紹介の目的
  • 魅力的な自己紹介のポイント

研修やセミナーにおいての講師の自己紹介は、アイスブレイクとともにとても重要です。

なぜなら、受講生は講師に共感できるか、講師を身近に感じることができるか、というところで、講義に対する姿勢が変わってくるからです。

そのひとつが共通点です。

受講生が講師との共通点を見つけることができれば、講義に対する姿勢がプラスになります。

ですから、自己紹介はしっかりと行う必要があるのです。

しかし、ただ単純に自分のことを紹介すればよい、ということではありません。

いくつかのポイントがあるので、今回はそれを書いていきます。

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自己紹介の目的

自己紹介の目的は、ひとことで言うと「研修に引き込むため」ということになります。

なぜなら、受講生は講師を知ることで、研修に対しての姿勢が変わるからです。

この人の話しを聞きたい!となれば、講義に集中するでしょう。

そのきっかけをつくるのが自己紹介になります。

まとめると次の3つになります。

  • 講師になった背景を知ってもらう
  • 講師をすることになった原体験を知ってもらう
  • 講師自身を知ってもらう

講師になった背景を知ってもらう

なぜ自分が講師をしているのかを伝えます。

その経緯によって、講師としてのあなたに対する受講生の見方が変わるからです。

たとえば、ただなんとなく講師をしている人と、いろいろな経験をした結果「人には自分と同じように苦労してほしくないと思った」から講師になった人とでは、重みがちがいますよね。

後者であれば「他の人に価値を提供したい」という思いが伝わってきます。

そういう思いがつたわることで「受講生は話しを聞こう」と思えるようになるのです。

講師をすることになった原体験を知ってもらう

原体験とは「人の生きかたや考えかたに大きな影響を与える幼少期の体験」という意味になります。

あなたが講師をしようと思った直接のきっかけではなく、そこに至るまでの一番最初の体験を伝えるわけです。

たとえば私の場合だと、「幼少期のころから人間関係が苦手で、友達がたくさんいるタイプではなかった。わがままだったので、友達と仲良くできないことが多かった。どうしたらもっと人が集まってくるような人間になれるんだろうと、友人をうらやましがっていた」というのが原体験になっています。

だから、今介護の職場で人間関係に悩む人たちの問題を解決したいと思うのです。

この原体験は、6歳頃の経験を話すと、人に共感を得られやすいと言われています。

講師自身を知ってもらう

講師自身を知ってもらい、受講生が講師との共通点を見つけることで、親近感を感じてもらうことができます。

共通点を見つけることは、相手との距離を縮めるひとつの有効な手段です。

出身地や今住んでいる場所、住んだことのある場所、どんな仕事をしてきたか、趣味などは、共通点を見つけるための材料になります。

特に住んでいた場所に共通点があると、地元ならではの話しに発展し、より関係が深まりやすくなります。

ですから、オープンにできるところは、できるだけオープンにした方がいいですね。

私が自己紹介するとき、ある程度時間が取れるときは、奈良県出身で名古屋、岐阜に3年間住んでいたこと、服屋さんで働いていたこと、そして趣味である金魚飼育や金魚すくいの話しをします。

あと離婚していることも話します。

離婚されている方も少なくないので、共通点と感じていただけることが多いです。

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魅力的な自己紹介のポイント

自己紹介はここまで書いてきた内容をいれて作っていきます。

ポイントとしては次の通りです。

 

  • 自己紹介の構成
  • 事前に用意しておくことが重要

掘り下げていきます。

自己紹介の構成

自己紹介の構成は次のようになります

  1. 現在の自分
  2. 過去の自分
  3. 現在の自分
  4. 未来の自分

まず、現在自分がどんなことをしているのか、ということを伝えます。

そして、なぜ今の自分になりたいと思ったのか、という過去の話をします。

自己紹介の時間が十分にとれるのであれば、ここで原体験の話しをすると良いです。

そして、また現在の自分に戻ります。

過去の経験があったから、だから今の自分になったんです、という感じですね。

そして最後に、これからどのような自分を目指していくのかを伝えます。

これからの夢でもいいですね。

私の自己紹介に置き換えると、

(現在)「私はハッピーアクトの吉崎誠至です。介護職が元気に仕事ができるよう、人間関係で悩まない方法を伝えるセミナー講師をしています。趣味は金魚飼育、金魚すくいです」

(過去)「この仕事をやるきっかけは、介護施設でたくさんのスタッフを指導、育成するなかで、介護職さんの自己肯定感が低く、人間関係の問題も多くて、なかなか楽しんで仕事ができていないと感じたからです。

振り返ると、私自身が幼い頃から人間関係が得意ではなく、ものごころついた小学校低学年ごろからいつもひとりでいるような子供でした。

その経験から、仲良く、楽しく仕事ができるような環境を、多くの方に持ってもらいたいと思うようになりました」

(現在)「だから、介護職のモチベーションアップ、人材育成、チームワーク向上のセミナー講師になりました。介護職が元気じゃないと、新たに介護をしようと思う人が増えません。」

(未来)「私の夢は、介護職が小学生のなりたい職業TOP3に入ることです」

こんな感じの構成になります。

いろいろな場面を想定して用意しておく

セミナーなどでの自己紹介はあらかじめ時間を決めることができます。

持ち時間によってその配分が決まるからです。

90分を超える講義であれば時間に余裕がありますから、しっかりと自己紹介に時間をさくことができます。

しかし、時には30分しか持ち時間がないこともあります。

その中で5分も自己紹介に時間をさいてしまうと、肝心の内容を伝える時間が減ってしまいます。

また、名刺交換の際にも、少しでも相手に印象が残ったり、話しが広がるような自己紹介ができるほうがいいですよね。

ですので、自己紹介も30秒程度、3分、5分と、いくつかのパターンを想定して作っておく必要があります。

事前に用意しておくことが重要

というわけで、自己紹介はあらかじめ作っておきましょう。

人と会う場合は、必ず自己紹介する場面があります。

その時に伝えるポイントと優先順位を決めておくのです。

そうすれば時間に合わせて、的確に自分の特徴を伝えることができます。

一期一会になりそうな出会いでも、相手に印象が残っていれば、必要な時に思い出してもらえるでしょう。

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まとめ

自己紹介について書いてみました。

受講生に興味を持ってもらうことは、研修やセミナーの質に非常に大きく影響してきます。

自己紹介ひとつで受講生に「この人の話しを聞きたい」と思ってもらえるようになります。

ですから、自分の魅力になる部分を、しっかりと伝えなければなりません。

ここでポイントなのは、魅力は自分の「良いところ」だけではないということです。

自分の失敗談やコンプレックスも魅力のひとつになります。

なぜなら、人はいろんな失敗、コンプレックスを抱えて生きているからです。

それが共通点であったり「講師でもそう思うんだ、自分だけじゃないんだ」といった安心感を与えることができ「話しを聞こう」と思ってもらうことができるのです。

ぜひ一度、自分を棚卸して、自己紹介を作ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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