介護職は採用されやすい!すぐに内定が出ても焦ってはいけない理由

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介護職をしようと思っている人「介護職は採用されやすいって聞いた。だから、介護の仕事をしようと思うんだけれど、面接に行ったらどれぐらいで採用がもらえるのかな?また、面接時や採用をもらったときの注意点はある?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
介護職が採用されやすい理由と、採用をもらったときの注意点について書いています

こんにちは、せいじです。介護の仕事を20年以上しており、現在は介護の研修の講師やコンサルタントの仕事をしています。

さて、介護業界は慢性的な人不足の状況です。そのいっぽうで、介護のサービスを必要とする人は、今後もさらに増えていきます。介護職の需要は右肩上がりですが、供給が追いつかない状態です。

ですから、介護職は求人が多く、採用されやすいという環境にあります。面接に行くと、即採用なんてことも少なくありません。

ただし、面接の場で内定をもらったからといって、その施設にすぐに就職を決めるのはちょっと待ってください。

なぜなら、即採用になるには、理由があるからです。

後悔しないためにも、その理由を見極めてから決めるようにしましょう。

というわけで、今回は介護職が採用されやすい理由と、採用をもらっても焦ってはいけない理由について解説します。

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介護職は採用されやすい!すぐに内定が出ても焦ってはいけない理由

では、介護職が採用されやすい理由、しかも即日採用が出る理由について見ていきましょう。

理由をまとめると、次のようになります。

即日採用されやすい理由

  • 深刻な人不足に陥っている
  • 採用権限のある人が採用を担当している
  • あなたにそれだけの魅力がある

それぞれ掘り下げていきます。

深刻な人不足に陥っている

介護の事業所や施設は、慢性的に人不足となっています。全国の介護事業所を対象に行った調査では、約6割の事業所が「人が足りていない」と回答しているんですね。

その中でも、いくつかの施設は、最低限の介護をするのもむずかしいほどの状態になっている場合があります。

そのような施設、事業所では、面接に来た人は即採用、という形になりやすいですね。

採用権限のある人が採用を担当している

人が不足しているから、という理由も関係していますが、介護職の採用面接の場合、面接官が最終の決裁権を持っていることがあります。

つまり、面接官に採用、不採用を判断できる権限があるということです。ですから、面接の席ですぐに採用を出すことができるのです。

一般の企業であれば、なかなかそうはいきませんよね。通常であれば、面接官以外に最終の決裁者がいて、面接官は、面接をした後、採用、不採用のお伺いを立てるケースがほとんどだからです。

ですが、介護職はすぐに採用を出さないと、他の事業所に取られてしまう可能性があります。

ですから、その場で内定を出し、確保してしまおうということなんですね。

あなたにそれだけの魅力がある

即採用が出る最後の理由は、あなたがそれだけの人材である、ということが考えられます。

面接官は「この人材といっしょに仕事がしたい。ぜひ、うちの会社に欲しい」と思ったら、すぐに採用を出すことがあるんですね。

この理由であれば、面接を受けたものとしては非常にうれしいことですよね。

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即日の採用をもらっても焦ってはいけない!

面接を受けて、即採用の返事をもらったとしても、焦って受諾の返事をしてはいけません。なぜなら、採用された理由によって、その職場で働くべきか、それともやめておくべきかを検討する必要があるからです。

即時採用をもらってもすぐに決めてはいけない理由

前述したように、介護の施設や事業所は、慢性的な人不足になっています。その中で深刻な人不足になっている事業所があります。

普通の人不足であれば、どこの施設でも起こり得ます。しかし、深刻になっている場合は、やめていく原因が職場にあることが考えられます

たとえば、人間関係が非常に悪いとか、ブラック企業であるといったものです。

そのような職場に入ってしまうと、まともに指導をしてもらうことができなかったり、人間関係のいざこざによって、ストレスでボロボロになってしまう可能性があります。

ですから、面接で即採用をもらっても、とりあえず一旦持ち帰るようにしてください。

即採用に対しての返事の仕方

では、即採用に対して返事を待ってもらう場合、どのように伝えたらいいのでしょうか。

下手な返事をすると、もし良い施設だった場合、採用が取り消しになったり、印象が悪くなってしまことが心配ですよね。

大丈夫です。基本的には、返事を待ってもらうことはマイナスになりません。なぜなら、面接官としては、複数の事業所で面接を予定していることを前提に考えているからです。

ですから、実際に面接の予定があるかないかは別にして、「他の事業所の面接の予定があるので、お返事を少し待っていただいてもよろしいでしょうか」と伝えてください。

もしそれで面接官の態度が悪くなるようでしたら、その時点でその施設、事業所は避けた方がいいでしょう。

なぜなら、本当にあなたを評価し、ほしいと思っているなら、あなたが断りを入れる可能性があがるような対応をしないからです。

よっぽど人に困っているか、職員を労働力としか見ていない可能性があります。

それ以外にも、良い施設、事業所かどうかを判断するポイントがあります。

それについては、次の章で紹介していきます。

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施設の良し悪しを判断するポイント

ここからは、施設、事業所の良し悪しを判断するポイントについて見ていきましょう。

ポイントをまとめると、次のようになります。

施設の良し悪しを判断するポイント

  • 職員の表情
  • 利用者の表情
  • 施設の雰囲気

それぞれ掘り下げていきます。

職員の表情

施設、事業所の良し悪しを判断するポイントの一つ目は、働いている職員の表情です。

表情が曇っているか、それともイキイキして働いているか、表情を見ればなんとなく感じることができるからです。

険しい表情や、無表情で利用者と接しているようでしたら、その施設はあまりおすすめできません。また、利用者が見えるところで、必死の形相で動き回っている施設もNGです。

逆に、利用者と接しているときや、利用者の見えるところでは、穏やかな表情で介護をおこなっているようであれば、悪くない施設の可能性が高いです。

利用者の表情

職員の表情とともに、利用者の表情でも施設の良し悪しを判断することができます。

利用者の表情に生気がないようでしたら、やめておいた方がいいですね。他にも、認知症と思われるような方に落ち着きがなかったり、大きな声をあげていたりする中で、職員が放置しているようであれば、その施設は避けた方がいいですね。

あとは、利用者に対する言葉使いが指示的、上から目線といった印象を受けるようであれば、別の施設を探した方が良い、ということになります。

施設の雰囲気

最後は、施設全体の雰囲気です。例えば、見学に行ったときに、施設の印象をどう感じるかが判断のポイントになってきます。

印象に影響をあたえる要素としては、社会性があります。施設、事業所に入ったときに、事務所にいる職員からきちんと挨拶があるかどうか、施設を見学している間、介護職から挨拶があるかどうかがチェックポイントになります。

挨拶をしても返ってこない、目も合わせない、といった施設は、やめておきましょう

逆に、笑顔で挨拶が返ってくる施設は、施設全体の雰囲気も良く感じるでしょう。

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即日採用されやすい人

最後に、即日採用されやすい人について、見ていきましょう。

社会性が高い

面接官の印象が大きくアップするのは、社会性です。社会性が高い人は、良い評価をされるからです。

介護職は、社会性の低い人が多い傾向にあります。その中で、高い社会性を持っていると、即日採用につながる可能性が高くなりますね。

社会性に影響をあたえる具体的な要素としては、次のようなものがあります。

社会性の要素

  • 身だしなみ
  • 挨拶
  • 面接時の姿勢
  • 言葉遣い

服装、髪型などの身だしなみをきちんとしている人は、評価が高くなります。また、足元のチェックをするところも多いでしょう。履き物をきちんとしているかが、印象のポイントになるからです。

そして、率先して笑顔で挨拶ができる、面接中の座位姿勢がしっかりしている、きちんとした言葉遣いができる、といったことが評価に影響をあたえます。

ハキハキと話しができる

また、介護の仕事は明るい人が好まれます。なぜなら、利用者を元気にする仕事だからです。なので、ハキハキ元気に話しができる人は、印象が良くなります。

組織に属して仕事ができる

他にも、組織の中でチームワークを考えながら仕事ができる人も、評価が高いですね。施設、事業所がなにを求めているかを理解し、その方向を向いて仕事ができるかどうかが、組織にとって重要になるからです。

我が強い人は、組織への不満を持ちがちですし、人間関係においても摩擦が起こりやすくなります。我をうまくコントロールして、柔軟に対応できる人が、組織としては欲しい人材になります。

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介護職は採用されやすい!すぐに内定が出ても焦ってはいけない理由:まとめ

介護職は採用されやすい、即採用もよくあるけれど、焦って決めてはいけない理由について書きました。

この記事をまとめます。

即日採用されやすい理由

  • 深刻な人不足に陥っている
  • 採用権限のある人が採用を担当している
  • あなたにそれだけの魅力がある

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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