介護職の持ち物を知りたい人「介護職の仕事で必要な持ち物ってどんなものなのかな?これは絶対に持っていた方がいいよとか、これがあったら便利だよといったものがあれば教えてほしい」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。介護の仕事を20年以上しており、現在は介護の研修の講師やコンサルタントの仕事をしています。
さて、介護職をするにあたって、これは必要!という物があります。ないと仕事に支障が出るものから、精神的に苦痛を感じるものまで、いろいろと紹介していきたいと思います。
介護職の必需品!絶対に必要な持ち物を紹介します
では、介護職の必需品について見ていきましょう。
まとめると、次のようになります。
介護職に必要な物品
- 筆記用具とメモ帳
- 汗拭き用のタオル
- 衛生用品
- 着替え
- ハンドクリーム
- コルセット
- 髪を束ねるゴム
掘り下げていきます。
筆記用具とメモ帳
まず介護職として絶対に欠かせないのが、筆記用具とメモ帳です。これがないと大きく仕事に支障が出るからです。
介護の仕事は、チームの中で利用者などの情報を共有しつつ行います。人間の記憶力には限界がありますから、複数いる利用者さんの情報を確実に覚えておくなんてことはなかなかむずかしいです。
ですから、メモを取って記録しておく必要があるんですね。
また、情報だけでなく、先輩からの指導や、家族からの要望なども書き留めておかなければなりません。
必ずペンと携帯用の小さなメモ帳を用意するようにしてください。
汗拭き用のタオルなどデオドラント商品
介護の仕事は身体を動かす機会が多い仕事です。汗をかくことも少なくありません。そして、利用者に密着して介護をする場面が頻繁にあります。
あなたが利用者の立場で考えたときに、汗だくの状態で密着されるのに抵抗ありませんか?あまり気持ちの良いものではありませんよね。また、汗臭い状態で密着されるのは不快でしょう。
ですから、汗を拭くタオルは必ず準備しておいてください。
それだけでなく、汗拭きシートや消臭スプレーなどを用意しておくと、利用者はもちろん、自分自身も快適に仕事ができるでしょう。
着替え
暑い夏などは、タオルや汗拭きシートだけでは追いつかないことがあります。その時のために、着替えを用意しておきましょう。
前述したように、汗臭さは不快感を与えることになりますしね。着替えをすれば、そのような心配もなくなります。
また、ときには衣服が汚れてしまう場面も考えられます。万が一のためにも、着替え1セットはロッカーに入れておくようにしてください。
ハンドクリーム
介護の仕事は「1ケア1手洗い・うがい」が基本となります。感染症などを防ぐためです。
頻繁に手を洗って、消毒しなければなりません。ですから、どうしても手が荒れやすくなってしまいます。
手荒れを防ぐために、ハンドクリームを用意しておきましょう。
手荒れが発生すると、自分自身がつらいだけではなく、感染症のリスクを高めてしまいます。
そういった面からも、手荒れを防ぐことは重要なんですね。
コルセット
介護の仕事は肉体的に負担がかかる側面があります。特に利用者の身体を動かす場面においては、腰を痛めることもあります。
ボディメカニクスを活用すれば、身体を傷めることも少ないのですが、とはいえ、繰り返し行う中で負担が大きくなることがあるのも事実です。
腰の痛みを緩和するために、コルセットを用意しておきましょう。腰が痛いと介護の仕事をまともにすることができなくなりますからね。
1個用意しておくことで、万が一の際に対応することができます。
ただ、腰痛予防のためにコルセットを常時着用するのはおすすめできません。なぜなら、コルセットに頼ってしまうと腰の筋力が低下してしまい、腰痛を起こしやすくなるからです。
なので、コルセットは痛みがあるときだけ着用してください。
髪を束ねるゴムなど
女性の方や髪の長い男性は、髪を束ねるものが必須になります。髪の毛が利用者にかからないようにするためです。
髪の毛が長いと、密着して行う介護では、利用者の顔にあたったり、食事などに入ってしまったりすることがあります。
また、見た目も不衛生であったり、仕事をするための容姿にふさわしくない、という印象を受けたりします。
ですから、後ろで束ねる必要があります。
夜勤時の必需品とは?
次に、夜勤時の必需品について見ていきましょう。
まとめると次のようになります。
夜勤時の介護職に必要な物品
- 夜食
- 化粧品関連
- 歯磨きセット
- 眠気覚まし
掘り下げていきます。
夜食
施設にもよりますが、夜勤は基本的に長時間の勤務となります。長いところでは1回の夜勤で16時間ほどの拘束になるんですね。
仮眠があるとはいえ、基本的には一晩中仕事をするわけですから、どうしてもお腹が空いてきます。
そのときのために、夜食を準備しておきましょう。
化粧品関連(化粧落としなど)
女性の場合は、休憩中にいったんメイクを落とす人も多いです。一晩中メイクした状態だと、肌にもよくありませんからね。ですから、メイク落としを用意しておきましょう。
そして、再度メイクできるように、メイク道具を用意しておくといいですね。
歯磨きセット
歯磨きセットも重要です。長時間の勤務になりますから、食後や仮眠前に歯磨きをしてさっぱり、気分転換になります。
眠気覚まし
夜勤は睡魔に襲われる方も少なくありません。眠い中で仕事をすると、ミスも増えてしまいます。しっかりと目を覚ますために、眠気覚ましを用意してください。
たとえば、ガムやエナジードリンク、栄養ドリンクなどです。
訪問系や外出時の必需品
最後に、訪問系のサービスや外出イベントなどで必要なものについて見ていきましょう。
まとめると次のようになります。
訪問系など外出時に必要な物品
- 日焼け止め
- スリッパ
- 靴下
- ウエストポーチ
掘り下げていきます。
日焼け止め
訪問介護やデイサービスの介護職だと、訪問や送迎のために外に出る機会があります。日焼けしないように、日焼け止めを塗っておきましょう。
入浴介助時には落ちてしまうこともあるでしょうから、携帯しておくといいですね。
スリッパなどの上履き
訪問介護の場合、いろいろな家に行くことになります。家によっては、衛生的ではない環境で仕事をすることもあります。
対策として、スリッパを持っていきましょう。
ただ、ケアによっては、足元がスリッパだとリスクになることがあります。その場合は、かかとのあるルームシューズでもいいでしょう。
靴下
替えの靴下を用意しておくのも、衛生面で効果的です。靴下が汚れていると、とても気になりますものね。
訪問系の仕事の場合、利用者宅から次の利用者宅まで直接行く場面もあります。携帯しておかないと、交換することができません。
ですから、靴下は用意するようにしてください。
衛生用品
最後は、消毒液などの衛生用品です。サービスを提供する際に、感染症予防に欠かせないからです。
施設などで働く場合、必ず消毒液が用意されています。ですから、ケアごとに手洗い、消毒をすることができます。
しかし、利用者宅や外出先では、消毒液がない場合や、自由に使えないことがあります。その際に、携帯用の消毒液を持っているととても便利なんですね。
100円均一に行くと、携帯用のスプレー式ボトルが販売されています。それを活用して、消毒液を携帯するようにしてください。
そのほか、除菌シートなどもあると便利ですね。
ウエストポーチ
訪問系や外出時に必要な物品を見てきましたが、携帯するものが必要になります。その時に、手がふさがってしまうと介護に支障が出ます。
ですから、手を使わずに携帯できるウエストポーチなどを用意してください。
身から離すことなく、また手をふさがずに携帯することができます。
介護職の必需品!絶対に必要な持ち物を紹介します:まとめ
介護職の必需品について書きました。この記事をまとめます。
介護職の必需品まとめ
- 筆記用具とメモ帳
- 汗拭き用のタオル
- 衛生用品
- 着替え
- ハンドクリーム
- コルセット
- 髪を束ねるゴム
夜勤時の介護職に必要な物品
- 夜食
- 化粧品関連
- 歯磨きセット
- 眠気覚まし
訪問系など外出時に必要な物品
- 日焼け止め
- スリッパ
- 靴下
- ウエストポーチ
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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