対人援助技術を勉強している職員「バイスティックの7原則は日常生活の中でも活用できると聞きました。活用することでどのような効果があるのかを知りたいです」
こんな疑問を解決します。
こんにちは、せいじです。
今回は対人援助技術の原則であるバイスティックの7原則を日常生活に活用すると、どのような効果が得られるかについて書いていきます。
私の簡単なプロフィールは次の通りです。
私たちは生活の中で、まったく他の人とかかわらないで生きていくことはできません。
家族や親兄弟、仕事の同僚、恋人や友人など、なんらかの人間関係の中で生きていかなければならないのです。
つまり、人間関係の豊かさが人生の豊かさであると言っても過言ではないほど、人間関係は人生において切っても切れないものと言えます。
今回の記事は、バイスティックの7原則を日常生活で活用することによって、どのような効果があるかを書いていきます。
なお、バイスティックの7原則については、【対人援助技術】バイスティックの7原則をわかりやすく解説をご覧いただけると嬉しいです。
この記事の内容
バイスティックの7原則を日常生活で活用するとどのような効果があるか
バイスティックの7原則は対人援助技術の基本的原則です。
つまり、人が困っている時に役に立つことができる技術だということです。
ですから、普段からバイスティックの7原則を意識して人とかかわっていれば、当然人から好かれ、頼りにされることになります。
人からの相談事が多くなる
バイスティックの7原則を活用しながら人の話しを聞いていると、相談した人は悩みをとらえやすく、解決しやすくなります。
人に話しをすることで考えを深め、解決に導いていくことができるからです。
自分のことをありのまま受け止めてくれて、真摯に話しを聞いてくれる人に対しては、当然好感を持ちますよね。
そのような人に、大切な相談事をしたいと思うものです。
ですから、あなたを頼りにして相談をする人が増えるようになります。
そして、問題が解決すれば、あなたに対して感謝の気持ちを抱きます。
バイスティックの7原則は子育てにも良い影響が生まれる
それなりに年月が経過した夫婦で、「家庭内で会話がない」と悩む人は多いですよね。
その理由の多くは、男の人が奥さんの話しをきちんと聞かないからだそうです。
特に主婦をしている女性の方は、社会的な関係性を持てる機会が少ない分、余計に夫とのかかわりの比重が大きくなります。
ですから、夫に話しを聞いてもらいたくて、帰ってくるのを待ち構えているのです。
でも、夫は仕事で疲れて帰ってくるので、奥さんの話しは上の空で聞くことになります。
奥さんからしたら、真剣に聞いてもらえない状況はストレスがたまります。
その態度が続くと、そのうち奥さんも諦めて家庭内での会話がなくなっていくのです。
逆に夫が頑張って奥さんの話しを真剣に聞いてあげれば、家庭内での会話は増えていきます。
子供がいる場合、夫が聞いてくれたのと同じように、奥さんは子供の話しを聞くようになります。
パラレルプロセスといって、自分がしてもらったことは、自分が同じような立場になった時に、相手にもしようとする心理です。
ですから、子育てにおいても良い効果が得られるのです。
人間関係が良くなる
これまで書いてきた通り、バイスティックの7原則を日常生活で活用することで、コミュニケーションが増え、人間関係が良くなっていきます。
なぜなら、人は誰しも自分の話しを真剣に聞いてもらいたいと思っているからです。
ですから、真剣に聞いてくれる人を大切に思うのです。
このように人間関係が良くなると、あなたの人生は格段に豊かになっていきます。
それについては次の章で書いていきます。
バイスティックの7原則で人間関係が良くなることの効果
バイスティックの7原則を日常生活で活用することで、人間関係が良くなることが分かっていただけたと思います。
では、人間関係が良くなるとどのような効果があるでしょうか。
まとめると次のようになります。
- 自分の周囲に人が集まってくるようになる
- 人から助けてもらえる人間になる
- 人生が豊かになる
掘り下げていきます。
自分の周囲に人が集まってくるようになる
人間関係が良くなると、あなたの周りには人が集まってくるようになります。
人は誰しも自分の話しを真剣に聞いてくれ、大切にしてくれる人と一緒にいたいと思うからです。
たとえば、顔色を窺って、話しても大丈夫かどうかを考えなければならない相手よりも、誰にでも優しく、真摯に接してくれるということが分かれば、声をかけやすくなりますよね?
ですから、あなたに話しをしたいと思う人が増えるのです。
人から助けてもらえる人間になる
人が集まってきて、あなたに感謝の気持ちを持つようになると、あなたが困った時に助けてくれるようになります。
助けてもらった分、あなたが困った時になにかお返しをしたい、力になりたいと思うからです。
これは「返報性のルール」という現象です。
人は人から何かをしてもらうと、それを返そうと思う気持ちが働くようになっているのです。
人生が豊かになる
人が集まってくるようになり、あなたに対してなにか役に立ちたいと考えてもらえるような人間関係が増えると、当然人生は豊かになっていきます。
自分の力だけではなし得ないことが、人の力を借りることで達成できるようになっていくからです。
「3人寄れば文殊の知恵」という言葉があるように、一人ではなかなか良い考えが浮かばなくても、複数の人が集まれば良いアイデアが生まれやすくなります。
しかも、あなたのことを考えてくれる人が集まってくるわけですから、あなたの人生のプラスになるのは間違いありません。
まとめ
バイスティックの7原則を日常生活で活用することで、どのような成果が得られるのかについて書いてみました。
バイスティックの7原則を日常生活で活用すれば、人間関係が良くなり、人が集まってくる人間になることができます。
そして、自分が困った時にみんなに助けてもらえる環境を作ることができるのです。
それにはまず、自分が実践することが大切です。
「先に与える物は必ず与えられる」という言葉があるように、見返りを期待せずに人のために役に立とうとする人には、同じように与えてくれる人が集まってくるのです。
そのような生き方をすれば、間違いなく人生が豊かになっていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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