介護職のおしゃれはどこまで可能?施設長経験者が解説します

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介護職のおしゃれについて悩む人「介護職がどこまでおしゃれしていいのか知りたい。介護職をしているんだけれど、普段の生活の中でも、仕事中もおしゃれをしたいと思うんだよね。でも、介護の仕事は身だしなみが大事だし、おしゃれってどこまで許されるのかな?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
介護職のおしゃれはどこまでしていいのか、アクセサリーや髪型、髪の色など具体的に書いています

こんにちは、せいじです。介護の仕事を20年以上しており、現在は介護の研修の講師やコンサルタントの仕事をしています。

さて、介護職もおしゃれを楽しみたいと思うのは当然ですよね。服装やピアス、指輪といったアクセサリーはもちろん、自分が好む髪型やヘアカラーをしたりといった、一般的なおしゃれを楽しみたいと思うでしょう。

いっぽうで、介護職は身だしなみが大切な仕事でもあります。介護を必要とする高齢者やその家族が、安心して介護を受けられるような服装、髪型、髪色が求められるからです。

具体的には、高齢者、そして介護職が傷ついてしまう恐れのあるアクセサリー類は原則禁止になります。

しかし、髪の色については、以前ほど厳しくなくなってきました。おしゃれ染め程度の髪色であれば、許される職場が増えています。

ということで、今回は、介護老人保健施設や介護付き有料老人ホーム、デイサービスなどの在宅サービスの管理職を経験し、スタッフの身だしなみをチェックしていた私が、介護職のおしゃれはどこまで許されるのか、について解説していきます。

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介護職のおしゃれはどこまで可能?施設長経験者が解説します

では、介護職のおしゃれはどこまで許されるのか、について見ていきましょう。

アクセサリーは基本的に不可

介護職が、業務中にアクセサリーを身につけることは基本的に不可になります。なぜなら、介助する際に高齢者を傷つけてしまう恐れがあるからです。また、介護職自身の身が傷つく恐れもあります

介護職は、高齢者の身体に直接触れたり、自分の身体を寄せて介助する場面が多くあります。たとえば指輪をつけていると、手で身体を触ったときに相手の身体を傷つけてしまうことがあるんですね。

他にも、介護職が高齢者の身体を抱えるときは、顔も高齢者の身体に近づけます。ピアスをつけていると、高齢者に当たってしまうことがあります。

さらには、高齢者がピアスやネックレスを引っ張る可能性があり、介護職の身を傷つけることもあります。

ですから、アクセサリーをつけることは禁止されているんですね。

ただし、多くの施設は、結婚指輪のみ許可しているところが多いです。もちろん、高齢者の身体を傷つけるリスクが少ない形の指輪という前提になります。

髪型、髪の色はどこまでOK?

髪型は、介助の際に高齢者の顔にかからないような長さ、長い場合は束ねて介助の邪魔にならないようにします。

他には、清潔感があり、相手から信頼の得られる一般常識内の髪型、ということになります。

たとえば、ポニーテールにするのはダメといった、細かいルールが設定されていることもあります。当然、モヒカンなどの奇抜な髪型はNGとなります。

髪の色については、昔は黒じゃないとダメ、というのが主流の考え方でした。髪の毛を染めるのは、不良やヤンキーだというイメージがあったからです。

しかし、最近では年配の人でも、白髪を染めるのに茶色にしたり、少数ですが紫や緑色にする人もいます。

昔ほど茶髪のイメージが悪くなくなりました。ですから、茶髪程度であれば許されるようになっています。

ただし、明らかな金髪や、茶色以外の色、メッシュなどの奇抜な染め方については基本禁止となります。

化粧に制限はある?ネイルやマツエクなどは?

化粧についても、ナチュラルメイクが推奨されますね。華美すぎると印象が悪くなるからです。ですから、派手派手なメイクではなく、清潔感のある華美ではない化粧をするようにしてください。

化粧の他のおしゃれとしては、ネイルやまつ毛エクステがありますよね。これらについても、基本禁止となります。

なぜなら、外れてしまったときに、誤って高齢者が食べてしまうなどのリスクが考えられるからです。

ネイルは、介助の際に邪魔になりますし、高齢者の身体を傷つける恐れがあります。ですから、基本的に不可となります。

ただし、爪を磨いてきれいにするとか、まつ毛カール、眉毛を整えるといったことは、問題ありません。

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介護職に必要な服装、身だしなみは?

ここからは、介護職に必要な服装、身だしなみについておさえておきましょう。

介護職に必要な服装など身だしなみのポイントをまとめると、次のようになります。

介護職に必要な服装など身だしなみのポイント

  • 介助をする際に安全な服装
  • 動きやすい
  • 清潔感がある

それぞれ掘り下げていきます。

ボタン、ベルトのない服装

介護職は、介助の際に高齢者を傷つける恐れのない服装をする必要があります。具体的には、上から下までボタンがあるようなシャツや、ファスナーがある上着は適しません。

Tシャツや上にしかボタンがないポロシャツが適しています。

デイサービスや訪問介護の仕事は、屋外を移動する場面があります。寒い季節については、トレーナーを用いるといいでしょう。ただし、フードがついているパーカーは介護には向きません。

どこかにひっかけてしまったり、高齢者が引っ張ることによって介護職が怪我をする恐れがあるからです。

ズボンについては、チノパンやジャージを着用し、ベルトは使わないようにしてください。ベルトで高齢者を傷つける恐れがあるからです。

デニムについては、生地がかたいことと、ラフな印象があるために介護職の服装としては不適切としている事業所もあります

華美ではない服装

色や柄については、華美ではないものが適しています。派手すぎると、清潔感や信頼感が損なわれてしまうからです。

ですから、Tシャツやトレーナーなどを着用する場合、プリントや色合いに注意するようにしてください。理想的には無地のものやワンポイントのものがいいでしょう。

また、ドクロマークなどが描かれているようなものは避けるようにしてください。高齢者や家族の印象が悪くなるからです。

清潔感が重要

髪型、髪の色、化粧、服装など、総合的に重要なのは、清潔感があることです。介護職は、高齢者の身体に密着したり、自宅に入っていく仕事になります。清潔感のない人に介助されるのは抵抗を感じますよね。

ですから、清潔感を感じられる身だしなみを心がけましょう。

ところで、清潔感を保持するポイントとして、靴や靴下があります。全体的に清潔感のある服装、身だしなみをしていても、靴が汚れていたり、ボロボロだったり、靴下に穴が空いていたりすると、すべて台無しになってしまいます。

おしゃれは足元から、という言葉がありますが、身だしなみも足元から、ということですね。

爪は短くきれいにしておく

介護職は、爪を常に短くきれいにしておく必要があります。なぜなら、介助の際に爪で高齢者を傷つけてしまう恐れがあるからです。

また、爪が長いと不衛生になります。感染症の原因にもなるため、くれぐれも爪を短く切ることを忘れないでください。

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介護職のおしゃれはどこまで可能?施設長経験者が解説します:まとめ

介護職のおしゃれはどこまで可能か、許されるのかについて書きました。

この記事をまとめます。

介護職のおしゃれはどこまで可能か

  • アクセサリーは原則禁止、ただし結婚指輪はOKであることが多い
  • 髪の毛は高齢者の顔に当たらないように束ねる
  • 奇抜な髪型、色は禁止。茶髪程度はOK
  • ナチュラルメイク推奨のところが多い
  • ネイルは禁止であるが、爪をきれいにするのは可
  • まつ毛カール、眉毛を整えるなどはOK
  • 派手な色、プリントがあるものは避ける。ワンポイントなどはOK

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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