介護職が足りない!人手不足を解消する方法【現実的な手法です】

組織・チーム作り

人手不足で悩む施設介護職「介護業界は人材不足ですよね。うちの施設も人が足りません。どうしたら人手不足の問題を解決できるのでしょうか」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
  • 介護の人手不足を解消できる方法がわかる

こんにちは、せいじです。

介護施設の施設長として7年間、5か所の施設を経験しました(代行という肩書による掛け持ちあり)

介護業界は慢性的な人手不足です。

アンケートによると、7割の事業所が「人でが足りない」との回答でした。

つまり、人手が足りないのが普通で、確保できている事業所が特別ってことですね。

とはいえ3割の事業所は人手が足りているわけで、なんとかその3割に入りたいものです。

人さえ安定的に確保できれば、個人的には7割がた不安が解消するかなと思っています。

というわけで、今回は人手不足を解消する方法について書いていみました。

ちょっと時間がかかるかもしれませんが、この環境を作ることができれば、確実に人手を確保できるようになるはずです。

スポンサーリンク

介護職が足りない!人手不足を解消する方法

不足する介護職を確保する方法について書いていきます。

そんなことできるの?と思われるかもしれませんね。

でも、確保できているところがあるのは事実なので、方法はありますね。

まずは介護職を定着させることが大切です

人手を増やしていくためには、まず辞めないようにすることが先決です。

穴のあいたバケツにいくら水を入れても溜まらないように、退職者を止めないと、いくら採用しても人が増えていかないですから。

まぁ、当たり前ですね。

とはいえ、簡単に人がやめないようにできるなら、どこの事業所も困らない、と言われるかも知れません。

たしかにそれはそうなのですが、退職者を減らすことはそれほど難しいことではありません。

ポイントは承認欲求ですね。承認欲求を満たすことができれば、人はそう簡単にやめなくなります。

詳しくは介護の人材マネジメント、退職者を防ぐ方法とは?【リーダー向け】をご覧いただけると嬉しいです。

人間関係の改善にとことん着手しましょう

介護職の退職理由は次のようになっています。

1位 職場の人間関係
2位 結婚、出産、育児
3位 法人、事業所に対する不満や不信感

2位はとりあえずしかたないとして、1位と3位の問題を解決して、退職者を減らさなければなりません。

かんたんに言えば人間関係を改善すればよいということになりますね。

じゃあ、どうやったら人間関係は良くなるのか?

利害関係を一致させてしまえばいいですね。

たとえば、とても仲の悪い人が2人いたとします。いつでも反発しあって、お互い口も利かない、陰で悪口を言っている、という関係です。

しかし、この2人がある日突然手を組むことがあります。

それは、共通の敵が現れたときです。

自分の立場や自分に不利益を与えかねないと感じる共通の相手が現れると、まるで今までが嘘だったかのように、急に仲良くなったりするのです。

だいたい年配の女性に多いですが・・・・。

そんな光景を見たことがある人、少なくないんじゃないですか?

新しい上司、新しい職員で気に入らない人が入ってきたら、昨日までいがみ合っていた2人が10年来の親友みたいな顔をして同じ方向を向いている、なんて姿を(笑)

たとえがあまり良くないかもしれませんが、要は利害が一致する同じ目標を持つことができると、人間関係は良くなるということですね。

ということで、職員の多くの利害を一致させて、目標を作ることで、施設の人間関係を改善することができます。

職員の満足度をアップしましょう

人材を定着させつつ、満足度を高めていきましょう。

満足度を高めるためには、スタッフが喜ぶことをすればよいですね。

たとえば、仕事を楽にしたり、給料を上げたりといったことでしょうか?

でも実はそれでは満足度が上がらないことが結果として出ています。

スタッフに甘くしても満足度は上がらず、意識高い系のスタッフからやめていきます。

意識高い系は自分を高めることや、レベルの高い仕事をすること、そのような職場の雰囲気を求めます。

なので、ゆるゆる、なぁなぁの職場には定着しません。

職場に残るのは、ゆるゆる、なぁなぁの価値観を持つスタッフだけになります。

ではどうやったらスタッフの満足度が上がるのでしょうか?

それは、スタッフが成長を実感できる職場にすることですね。

  • 施設内研修の充実
  • 外部研修への参加機会の確保
  • 学んだことを実践できる施設風土

研修で勉強したことを即実践できる職場だったら、やりがいや成長を感じやすいですね。

なぜなら自分の学んだこと、やりたいことを形にできるからです。

多くの事業所では、すぐに実践できる風土がありません。

やろうと思っても、研修を受けていないスタッフから反対にあって終了です。

せっかく研修を受けてやる気満々になっているのに、消化不良で終わってしまうわけですね。

知り合いを紹介したい施設にすることで人手不足は解決

スタッフが定着し、満足度が上がってくると、スタッフが知り合いを紹介してくれるようになります。

そうすれば、ある程度質の高い人を、安定的に雇えるようになります。

施設で実際に働いている人からの紹介なので、新職員も職場を理解した上で入職できます。

なので、実際に働いてみて「思っていたのとちがった」というケースが減ります。

まるっきりの新人とちがって、相談できる相手も最初からいるため、退職に至るケースも少なくなりますね。

とはいえ、お友達関係のスタッフが増えれば、連れ立って辞めるリスクも高まるのでは?と心配になるかもしれません。

でも、それは施設の人間関係が悪化した時に起こりうることであって、悪化させなければいいのです。

施設の風土が良ければ、施設に不満を持って集団退職するなんてことは起こりません。

親の介護や転勤、出産などの致し方ないケースを除いて退職することがなくなるので、連れ立って辞めていく心配もする必要がありませんね。

スポンサーリンク

まとめ

介護職の人手不足を解消する方法について書きました。

スタッフが自分の働いている職場を、友人や知人に紹介できるようにする、というのが解決策ですね。

まぁ、「紹介できない」って時点で悲しい話しなのですが、実際人手が足りないところは、スタッフが施設へ不満を抱えていて、こんなところに知り合いを紹介することなんてできない、と思っているのです。

しかし、チラシやネットで安くないコストをかけつつ求人するより、スタッフの口コミによる職員確保の方が何倍も効果的で、施設に合った人材を採用することができます。

なので、今いるスタッフが満足して働ける職場、そして自信をもって友人、知人に紹介できる職場にすることが重要ですね。

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました