チームワークを乱れていることに悩むリーダー「チームワークがなかなか向上していかない。良くしていきたいんだけれど、なかなかうまくいかないんだよね。チームワークを乱す人の特徴と、その原因を知って、改善につなげていきたいな。
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
今回は、チームワークを乱す人の特徴と、その対処方法について書いていきます。
チームワークを乱す人の特徴8個
チームワークを乱す人の特徴をまとめると、次のようになります。
- ネガティブ思考
- 気分にムラがある
- なにかにつけ批判的
- 自分の話しばかりで人の話しを聞かない
- 自慢話しが多い
- 愚痴が多い
- 悪口や陰口が多い
- 勝手な噂話しを流す
掘り下げていきます。
①ネガティブ思考
ネガティブ思考の人はチームワークを乱す原因になります。
なにかにチャレンジするときや、新しい提案に対して、否定的な意見を出してしまうからです。
たとえば、みんなで力を合わせてなにかを成し遂げようとする時に「無理だ」とか「やめた方がいい」と反対意見ばかり出す人がいては士気が下がります。
こういう人は、代替案を出さずに一方的に否定だけをするので、話しが進まなくなります。
問題点や留意点を出して、解決策を考えるのは良いことですが、行動自体をしない方向に持っていく意見はマイナスにしかなりません。
②気分にムラがある
気分にムラがある人もチームワークにマイナスの影響を与えますね。
自分の感情を振り回す人は、周囲の人からパワーを奪ってしまうからです。
こういう人と付き合うのは疲れますよね。
顔色ばかり気にして、言いたいことを言えず、やりたいことができず、というチームになってしまいます。
③なにかにつけ批判的
どんなことでも批判しないと気が済まない人も、チームワークにマイナスとなります。
ものごとがスムーズに進まず、その人の理解を得るのにパワーが必要となるからです。
会社の方針、リーダーの方針、チームで決めたことがらに対して、挙句の果てには利用者やご家族にまで批判の矛先が向くこともあります。
このような状況が続くと、チーム全体の士気が下がりますね。
④自分の話しばかりで人の話しを聞かない
人の話しを聞かず、自分の話しばかりしたがる人もチームになじむのは難しいですね。
「話し上手は聞き上手」という言葉があるように、人は誰しも自分の話しを聞いてもらいたいものです。
自分の話しばかり聞いてもらいたがる人の話しを、人は聞きたいと思えなくなります。
そして、その人の話しを聞くのがストレスになります。
自分語りが好きな人は注意が必要ですね。
⑤自慢話しが多い
人の自慢話しを聞かされるのも、大概ストレスになります。
なぜなら、自慢話しなんて誰も聞きたくないからです。
そもそも、本人が思っているほど、周囲は本人に興味を持っていません。
だから、興味のない話しを強制的に聞かなければならない状況は、ストレス以外のなにものでもないのです。
⑥愚痴が多い
ネガティブ思考の人と似ていますが、こちらの方がチームワークに影響を与える可能性が高いですね。
「しんどい」「疲れた」「やってられない」といった愚痴を聞いて、気分が良くなる人はいないからです。
たとえば、気分が良く過ごしているときに、隣でため息をつかれたり、ぐちぐちと文句を垂れ流されると、聞いている方まで気分が滅入ってきますよね。
ネガティブな気持ちやマイナスの気持ち、不機嫌というのは、人に伝染しやすいのです。
こういう人がいると、チームのメンバーにマイナスの気持ちが蔓延してしまいます。
⑦悪口や陰口が多い
悪口や陰口は、チームの中に疑心暗鬼を生むことになります。
メンバーで話しをしているとき、そこにいないメンバーの悪口を言う人がいます。
それを聞いているメンバーは、「自分もこの場にいない時に悪口を言われているんじゃないだろうか」と不安になります。
そして、メンバー間同士の関係が不安定になり、ギクシャクした雰囲気になってしまうのです。
⑧勝手な噂話を流す
噂話というのは、本当に質が悪く、チームを破壊しかねません。
聞いた人は、事実と思い込んでしまう可能性が高いからです。
マスコミで流される誤った情報を鵜呑みにしてしまう状況とよく似ています。
これらは本人に弁解の機会が与えられないので、独り歩きしてしまいます。
やってもいないことによって、その人の信用や信頼が損なわれてしまうのです。
ネガティブな話しなので、聞いた人はよっぽど本人と信頼関係がなければ、確認することができません。
そして、噂話をする人は、本人と仲の良い人には言いません。
なぜなら、自分の流している噂が嘘だとばれると困るからです。
チームにとっては非常に悪質な行為と言えますね。
チームワークを乱す4つの理由
チームワークを乱す人は、なにが原因でそのようなことをするのでしょうか。
まとめると次のようになります。
- 会社や同僚に不満がある
- 自分の今のポジションに不満がある
- 自分の人生に不満がある
- 自責ではなく他責の考え方
掘り下げていきます。
①会社や同僚に不満がある
チームワークを乱す原因に、会社や同僚への不満がたまっている場合があります。
- もっと自分を認めてほしい
- もっと自分の話しを聞いてほしい
- もっと自分のことを大切にしてほしい
このような不満が鬱積しているかもしれません。
難しいのは、実際がどうかではなく、本人がどう感じるかの問題ということです。
上司や同僚が本人を大切にしているつもりでも、本人がそう感じなければ、不満は解消できません。
マズローの欲求5段階説のうちの、所属と愛の欲求にあたる部分ですね。
マズローの欲求5段階説については「マズローの欲求5段階説をわかりやすく解説」をご覧ください。
②自分の今のポジションに不満がある
現在の自分のポジションに不満があり、もっと認めてほしいと思っている状態です。
マズローの欲求5段階説のうちの承認欲求です。
自分はもっと上のポジションで働くべき人材なのに、自分はもっと認められていいはずなのに、この会社や上司、同僚は認めてくれない、といったことが不満の原因になり、チームワークを乱す行動につながっている可能性があります。
③自分の人生に不満がある
自分の生い立ちや、今現在の環境に対して不満があるケースです。
他のスタッフが楽しそうにしていたり、プライベートが充実していたりすると、嫉妬ややっかみの感情が芽生え、勝手な噂話しを流したり、悪口、陰口を言うといった行動に出ます。
仕事上の事ではないので、原因を把握するまでが困難なケースと言えます。
④自責ではなく他責の考え方
今の現状があるのは、自分が悪いのではなく、社会や環境、周囲にいる人たちの責任だと考える人ほど、チームワークを乱す行動につながります。
自分に責任を置かないで考えると、自分に現状を改善する術はない、という結論となり、周囲が改善しないと自分が被害に合う、と考えるからです。
だから、自分の周囲に対して攻撃的であったり、批判的な態度をとるようになります。
他責の考え方の問題点について、詳しくは【注意】失敗を活かすことができない考え方3点【他責はダメです】をご覧ください。
まとめ
チームワークを乱す人の特徴とその原因について書きました。
良い職場環境にしていくためには、チームワークの良し悪しはとても重要な要素です。
人は人間関係によって、ものごとの評価が変わるからです。
楽しい人と一緒であれば、少々しんどいことでも楽しんでできます。
逆に、仲が悪い人とであれば、大好きなことでも楽しくなくなります。
チームの人間関係を良くしていくためにも、まずはチームワークを乱す人の特徴とその原因を把握しましょう。
そして、次に改善できる方法を考えていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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